アコースティックギターとMCの2人組バンド“
MOROHA”のMC、
アフロが主演を務める映画『さよなら ほやマン』が、11月3日(金・祝)東京・新宿 ピカデリー他にて全国ロードショー決定。あわせて、アフロの魂を揺さぶる熱演が伝わる劇中写真も公開されています。
人間の弱さ醜さを含めた真実に迫る音楽を世に送り出し、音楽ファンの支持を集めるMOROHA。今年結成15周年を迎え、6月7日に15周年記念のニュー・アルバム『
MOROHA V』をリリース、7月からはアルバムを携えた全国ツアーもスタートするなど精力的なアニバーサリー・イヤーとなる中、アフロが映画界にも旋風を巻き起こします。
アフロの映画初主演作『さよなら ほやマン』の舞台は、宮城県石巻のとある離島。漁師の兄弟と、東京からやってきたワケあり漫画家の突然始まった共同生活をきっかけに、彼らの止まっていた時間が動き出す家族の再生物語を描いた作品です。アフロは、映画の制作側より“『さよなら ほやマン』の主人公を演じるのはアフロしかいない”と、熱烈オファーを受けて脚本を渡され、物語の熱いメッセージに深く共鳴。自分がやらねばと運命を感じて初主演を決心したとのこと。映画では、両親を亡くし弟と懸命に生きてきた漁師のアキラ役を熱演し、観客を魅了します。漁師の役柄になりきるために、小型船舶の免許を取得し、素潜りのスクールに通うなど、全てを自分で演じられるよう万全の準備で撮影に挑みました。
監督を務めたのは本作が長編デビューとなる庄司輝秋。短編『んで、全部、海さ流した。』(2013)以来の監督作で前作に続き自身の故郷である石巻を舞台に、笑って泣ける“家族の再生”の物語を完成させました。今回、劇中場面写真とともに、主演アフロよりコメントも到着。「演技に長けている人は他にいたはずだ。それでも『お前じゃなきゃダメだ』と言ってくれた。それは『音楽で晒している生き様をそのままぶつけろ』という、監督から与えられた使命だと思った。(中略)完成した作品を前に確信した。俺じゃなきゃダメだった。『初めてにしては良くやった』なんて生易しいものじゃない。アキラの葛藤は俺のものだった。これまでの自分のキャリアの全てを注ぎ込めたこと、誇りに思います」と、並々ならぬ気合いと完成作への自信を覗かせています。
[コメント]演技に長けている人は他にいたはずだ。
それでも「お前じゃなきゃダメだ」と言ってくれた。
それは「音楽で晒している生き様をそのままぶつけろ」という、監督から与えられた使命だと思った。
生き様でナメられたくないから、台本を気が遠くなる程に読み込んだ。
あたり構わず教えを乞うた。
小型船舶の免許を取得し、ロープの繋ぎ方を覚え、素潜りのスクールにも行った。
その結果、俺は良い役者になれたのか。
それはわからない。
だけど、完成した作品を前に確信した。
俺じゃなきゃダメだった。
「初めてにしては良くやった」なんて生易しいものじゃない。
アキラの葛藤は俺のものだった。
これまでの自分のキャリアの全てを注ぎ込めたこと、誇りに思います。――アフロ(MOROHA) 阿部アキラ役©2023 SIGLO/OFFICE SHIROUS/Rooftop/LONGRIDE