世界で最も有名なファッションドールであるバービーを映画化した『バービー』が、8月11日(金)に日本公開。
8月2日(水)には、監督を務めた
グレタ・ガーウィグとプロデューサーのデイビッド・ヘイマンが来日が実現。マーゴット・ロビー演じる主人公バービーの吹き替えキャストを務めた
高畑充希も登壇し、ジャパンプレミアイベントが開催されました。
[ジャパンプレミア・レポート] いよいよ日本での公開を来週に控えた8月2日(水)、本作のオープニング興行収入で女性監督歴代最高記録を達成し、今最も注目されるクリエイターとなったグレタ・ガーウィグ監督と、『ハリー・ポッター』シリーズをヒットに導き『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』など話題の新作も手掛ける名プロデューサー、デイビッド・ヘイマンがついに来日!グレタ監督の大ファンであることを公言する、日本語吹き替え版で主人公バービー役を務めた高畑充希と共に、本作ならではの“ピンクカーペット”に華々しく登場した。
グレタ監督は真っ白なパンツスーツに身を包み、デイビッドはダークカラーのスーツにピンクのスニーカー姿、高畑はグリーンに染まったヘアーとピンクの美しい和装で登場。『バービー』を象徴するピンクカラーを身につけた熱狂的なファンたちの悲鳴のような大歓声の中、笑顔でサインや写真撮影に応じていた。
続いては、ジャパンプレミア試写会の舞台挨拶へ。今回が初来日となるグレタ監督は、「日本の映画が大好きなので、自分の作品をたずさえて日本に来られて光栄です。日本のみなさんに観ていただけることを楽しみにしています!」と興奮気味にコメント。デイビッドは「グレタ監督の言ったことに全部同意しています!」と笑顔を見せた。グレタ監督の大ファンである高畑は、ついに対面できたことに感動しながら「優しいまなざしで、人としても女性としても素敵な方」と憧れのグレタ監督に早くも魅了されたことを明かし、本作については、「みなさんが抱かれている印象と全く違った鑑賞後感になると思うので、みなさんが見た後どんな感想を抱かれるのか楽しみです」と、あらためて日本語吹き替え版キャストとして本作の魅力にコメントした。そんな高畑の声の演技について、グレタは「本当に素晴らしい!ユーモアをしっかりとらえてくださってとても嬉しいです」と大絶賛。これには高畑も「大感激です!“ユーモアの土地”大阪出身で良かったと思います」とさっそくユーモア全開で答え、会場を沸かせた。
さらに高畑は自らが吹き替えを担当したマーゴット・ロビーの演技についても大絶賛。「かつて自分が遊んでいたバービーが飛び出して来たのかと思うほど“バービー感”に溢れていて、こんなにバービーがふさわしい俳優は他にいらっしゃらないと思いました。どんどん人間味や感情が出てくる演技にも魅了され、没入させていただきました」と、あらためてマーゴット・バービーに太鼓判を押した。
記録的な大ヒットはもちろんのこと、映画のメインカラーでもあるピンクのコーデで映画を観に行くムーブメントが起きるなど、全世界で“社会現象”を巻き起こしている本作。グレタ監督は「撮影中、ピンクで溢れた美しいセットに足を踏み入れると、キャストもスタッフもみんな笑顔でハッピーになっていました。映画が公開されてみなさんがピンクを身につけて本作を観に行ってハッピーになってくださって、本当に嬉しいです!」と、劇場に集まったピンク尽くしの観客を眺めながら喜びを語った。
「ハリー・ポッター」シリーズを始め数々の大ヒット作のプロデュースを手掛けてきたデイビッドは、本作について「脚本家であり監督である素晴らしいグレタの存在、乗りに乗った俳優たちの見事な演技、美しいセットや衣装、映画全体でワンスタイルだと言える作品。この映画はひとつだけではなくいろんなことがたくさん込められていて、とってもおかしくて、そして心に残るような、感動的でエンターテインメント要素に溢れた映画です」と、あらためてその魅力を熱弁した。
続いては、映画公式SNSで事前に募集したファンからの質問コーナーへ。「バービーランドへ行ったら何をしたいですか?」という質問には、グレタ監督は「一瞬でパーフェクトな洋服を着せてくれる魔法のクローゼットがあるので、それを体験してみたいですね!」、デイビットは「私はバービーランドに住んでいます」というまさかの告白で会場を沸かせつつ、「(バービーの愛車である)ピンクのコルベットを運転してみたいです」と、それぞれ願望を明かした。
話題沸騰の「ケン役のライアン・ゴズリング演じるミュージカルシーンはどのようにして決まったのですか?」という質問へは、グレタ監督が「このシーンはぜひライアンにやってほしいと思っていて、マーク・ロンソンとアンドリュー・ワイアットが素晴らしいロックオペラ調の曲(I'm Just Ken)を作ってくれたので、あとはライアンの説得だけでした。とにかく引き受けてくれるまで『やって!』と言い続けました」と実現の経緯について語った。ヘイマンも「ライアンは予想もしないようなパフォーマンスを見せてくれる。コメディも素晴らしい歌も見せてくれながら、心に訴えかける演技をしてくださる本当に素晴らしい俳優です」と、あらためてライアンの凄さについて言及。このシーンがお気に入りである高畑も、「とにかくずっと笑ってました!ライアンを始めケンたち全員が素晴らしく、サントラも聴き込んでいるぐらい、すべての音楽が素晴らしいです。特にライアンがあんなに歌うキャラクターを演じるなんて、歌が上手なのは知っていましたが、笑いました!」と満面の笑みでコメントした。
舞台挨拶の最後には、映画公開を待ち望んでいる日本のファンに向けて、グレタ監督からメッセージが贈られた。「この映画は、映画館でたくさんの人たちに楽しんでもらいたいという気持ちで作りました。たくさんの人たちが笑ったり、踊りたくなったり、最後はちょっぴり泣けてくる、そういう体験を、これからこの映画を観ていただく方にぜひ体験していただきたいです」。 ©2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.