国内屈指のリリシストである
HAIIRO DE ROSSIと数々のビートテープやプロデュースワーク、DJなどで活躍する
MAHBIEが、シングル「Schools With Problems」に続き、6曲のEP『WORDS』をリリース。アートワークにも注目です。
それぞれのフィールドで共に数々の名作を世に残してきた2人が灼熱の夏に邂逅。日本のヒップホップを語るにおいて最高のリリシストの一人として名前の挙がるHAIIRO DE ROSSIと、コンスタントに良質なビートテープを届け、数々のMCへのビート提供や自身のDJ、また
田我流のライヴDJなど、様々なフィールドで高い評価を得ているMAHBIEが手を組んだ2023年夏の灼熱を象徴するかの様なEPがリリース。
7月にサプライズリリースされ、その難解かつ衝撃的な内容でインパクトを与えた「Schools With Problems」の余韻も残る8月。なんと2人から6曲入りのEPが届けられました。
『WORDS』と名付けられたこのEPには無数の音と言葉と共に、数々の考えさせられるメッセージが詰まっています。
この作品はおよそ大勢のリスナーがイメージする「夏」とは違った、だがそれは紛れもなく目を背けられない日本の夏として存在する歴史的背景を見事に表現し、そして今現在の、生きている人全員が過ごしているであろう時代に対してのアンサーを提示しています。
風通しの良い爽やかなイントロから幕を開け、シングルカットされた現代版common / I Used to Love H.E.R.とも言うべき「Schools With Problems」に続き、「お前のTシャツは血濡れてない、なぜ?」と問いかけるコンシャスネス極まるトラック2「Your White T-Shirts Ain’t Dirty」、終戦記念日に出したかったと語る映画のサントラの様にノスタルジックな「あの夏の日」、茹だる様な暑さと今現在日本を覆う負のバイブスをマイク一本でぶっちぎる「Fight The Power Freestyle」、そして最後を飾るのはDJの最高の必需品にもなるであろうフロア映え必至のビートの上で開放感と共に「笑えれば」「大丈夫」と謳われる王道ジャズラップとも言える「SMILE」。
苦いだけじゃない、甘いだけじゃない、偶然にも同い年の2人が重ねてきた経験とスキルが見事に混ざり合った、新たな夏のサウンドトラックが完成しました。
ミックス、マスタリングはforteのManakurvが手がけ、これも日本を代表する映画となった某国民的漫画をサンプリングしたジャケットはグラフィティーアーティストのYOU3が手がけています。