ハイブリッド未来派シンガー・ソングライター、若杉果歩が、サウンドプロデューサーに
後藤次利を迎え、9月13日(水)に配信シングル「架空論」でデビューすることが決定。あわせて、YouTubeにて同曲のミュージック・ビデオも公開されています。
若杉果歩は、クラシックピアニストを目指して音大でピアノを学ぶも、ダンス好きが高じて地下アイドルに転身したという異色な経歴の持ち主。持ち前のクラシックピアノを武器に、デジタルとアナログを行き来するようなハイブリッドな音と突拍子もない変拍子が交差する“ネジれサウンド”、物語のようにファンタジックで文学的な歌詞を融合させた作風が特徴です。
今回リリースされた楽曲のタイトル“架空論”は、架空と空論(=実際とかけ離れた役に立たない論理)を合わせた造語。目先の幸福だけを見ていたい葛藤とまだ見ぬ未来への野心のぶつかり合い、この想いから解放されるための楽曲です。
保本真吾総合プロデュースのもと、後藤次利をサウンドプロデュースに、ドラムに
山木秀夫、ギターに
白井良明(
ムーンライダース)を迎えた難解曲となっています。
若杉は、同曲について「変拍子や転調が特徴的な楽曲ですが、それをテーマにしたわけではなく歌詞を当てはめたら自然に発生しました。『正解のシナリオを探す事は壮大な自傷行為でしょう』サビに出てくるフレーズ、きっと正解のシナリオなんて存在しないのに私たちはいつでもそれを探して安心したいと思ってしまいます。存在しない正解のシナリオを、探し疲れてしまったときに架空論を聞いてみてほしいです。そして少し立ち止まってみてほしいと思います」とコメント。
また、後藤次利は「複雑な変拍子で構成された『架空論』果歩さんが弾くピアノからは挑戦状のような迫力を感じながらアレンジ作業に入りました。ベースラインから考えたのですが、その迷路のような魅力にいつの間にかハマっている自分を楽しんでるうちに打ち込み作業が終わってました。それは参加してくれた山木秀夫、白井良明氏も同じようで演奏が終わった時はスタジオ中がゲームをクリアしたような感覚に包まれました。作詞、作曲と斬新な切り口の果歩さんの世界に皆さんも迷い込んでください!!」と語っています。
なお、若杉果歩は、9月27日(水)東京・下北沢mona records
〈まどか vol.6〉、9月29日(金)東京・7th FLOOR〈Beat Happening!〉に出演が決定。また、10月19日(木)には東京・渋谷ロフトヘブンにて自主企画スリーマン・ライヴ〈メトロポリスと月光虫〉を開催します。