スペイン・ラテンアメリカ映画の最新注目作をどこよりも早く日本に紹介する、スペイン&ラテンアメリカ映画の祭典「ラテンビート映画祭」(LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2023)が、10月22日(月)〜11月1日(水)に開催される東京国際映画祭の共催企画として開催。今年も、ワールド・フォーカス部門内にて「第20回ラテンビート映画祭 IN TIFF」として5作品が上映されます。
今年、20周年を迎えるラテンビート映画祭プロデューサー / プログラミング・ディレクターのアルベルト・カレロ・ルゴは、「第1回LBFF(ラテンビート映画祭)を振り返ってみましょう。オープニングを飾ったのは、ペドロ・アルモドバルの『バッド・エデュケーション』。新人監督たちによる初監督作も上映され、そのひとりはイザベル・コイシェでした。今年、両監督がLBFFに戻ってきます。アルモドバルは男性同士の愛憎を描いた作品で。コイシェは澄みきった険しい山を舞台にした作品で。ロドリゴ・モレノは2006年の初長編作『ボディーガード』に続き、2023年にも法の両側にいるキャラクターを描いています。クリストファー・マーレイは2016年の『盲目のキリスト』に続き、社会的に疎外された人々、今回は植民地化と闘う人々を、原住民の言語で描いています。過去のLBFF作品にも、ケチュア語、グアラニー語、カタルーニャ語、ガリシア語、バスク語の作品があったように。『Totem(原題)』のリラ・アヴィレスのように、LBFFでは女性監督たちが常に存在感を示しており、その数は第1回から増え続けています」と、「第20回ラテンビート映画祭 IN TIFF」に向けて語っています。
「第20回ラテンビート映画祭 IN TIFF」のチケットは、10月14日(土)から一般発売開始。詳細は東京国際映画祭公式サイトをご確認ください。