The 1975、ビーバドゥービーなどを擁する人気レーベル「Dirty Hit」が最初に契約したアーティストである、英ヨーク出身のシンガー・ソングライター、ベンジャミン・フランシス・レフトウィッチ(Benjamin Francis Leftwich)が、ニュー・アルバム『Some Things Break』を2024年2月9日(金)に発表します。アルバムからの先行シングル「Break In The Weather」がミュージック・ビデオとあわせて公開されています。
2021年の『To Carry A Whale』以来となる新作には、ベンジャミンが書き下ろした全10曲を収録。彼らしいサウンドは保ちつつ、歌詞には今まで以上に剥き出しの心情が込められています。「ある意味、新しい声なんだ。より人間的で、より自分を何かに委ねた声なのかもしれない。このアルバムでは、隠すことを減らしているような気がする。結局のところ、このアルバムは、あるものは壊れ、あるものは自分にとって……時にはそれは癒しに必要なことなのだということを、ゆっくりと受け入れるためのレコードなんだと思う」とベンジャミンは新作を語り、公開されている先行シングルについて「〈Break In The Weather〉は、荒れた世界で明日への希望を持ち続けることを歌った曲。この曲は、傷ついたり離れたりした後、それが人間関係であれ、感情的なものであれ、スピリチュアルなものであれ、精神の陽光が再び出てくるようにという、ある種の祈りのようなものなんだ」とコメントしています。
『Some Things Break』には、ロンドン、ナッシュビル、ワシントン、ストックホルムなど、世界各地で2年かけて書かれた楽曲を収録。エイミー・ワインハウス、シーア、アノーニ・アンド・ザ・ジョンソンズなどを手がけてきたジミー・ホガースをプロデューサーに迎え、ミックスはジョナサン・ギルモア、マスタリングはロビン・シュミットが担当しました。これまでの削ぎ落とされたサウンドに比べ、より豊かに楽器をフィーチャーしており、全編で響くベンジャミンのアコースティック・ギターをはじめ、ピアノ、聖歌隊、繊細なドラム・ビート、エフェクトなどのサウンドをバックに、率直でフラジャイルな歌詞と重層的なサウンドスケープを聴くことができます。