ひねくれポップ・ロック・バンド、Mr.マングースが、新曲「まともじゃない」を11月29日(水)に配信リリース。
Mr.マングースは鶴田拓海(vo,g)、ミヤタヶスヶ(b)、かずし(g)によるロック・バンド。ポップスで育ちブラックミュージックとロックを好み、アイドルにハマる鶴田により作られる楽曲は、キャッチーなメロディやワードとほんの少し漂うひねくれ感が特徴。
本作は、“不完全さや違和感を受け入れる”ことを後押しする楽曲。前作「延命」や「ニケは光る」のロックサウンドからは打って変わり、ピアノやアコースティックギター、ストリングスが際立つバラード作品。ヴォーカル鶴田の歌いだしから始まり、中盤から後半にかけて感情を大きく揺さぶるかのように展開していく本作は、曲名「まともじゃない」からは想像のつかない内容となっています。
「まともじゃないのは決して悪いことではなく、思い詰める自分をも受け入れて愛してほしい」という強いメッセージが込められており、自身や周りに違和感を抱えて生きる人に寄り添う温かい曲。立場や性別を問わず全ての人に聴いてほしい1曲に仕上がっています。
[コメント]自分はありがたいことに、親に愛されて育ちました。
しかし親というのは身勝手なもので、自分で産んだくせに子育てが大変だと息をするように嘆き、思い通りに育たないと見捨てたりもする。そしてどうしてこんなふうに育ってしまったのかと憐れみの目を向けたりする。挙げ句の果てには「私のせいでこんなふうに育ってしまったのか」と自分自身すらをも責めたりする。
そんな現実が本当に嫌で仕方がありませんでした。
子を想う気持ちの中に「かわいそう、もっと愛してあげなければ」という感情や自責は不要だと思います。
子は親の背中を見て育つので、あなたは何よりもまずあなたを愛してあげてください。完璧な人間なんて居らず、誰もがみな欠陥品でまともじゃない。ある映画を見てそんな想いがより一層強くなり、その想いを曲にしました。――Vo. 鶴田拓海