『
ミスミソウ』『許された子どもたち』の
内藤瑛亮監督の最新作『毒娘』(どくむすめ)が、4月5日(金)より東京・新宿バルト9他にて劇場公開されます。主演を務めるのは、
佐津川愛美。『
惡の華』『血の轍』で知られる漫画家・
押見修造がキャラクターデザインを担当しています。この度、押見修造による“ちーちゃん”の書き下ろしイラスト版ヴィジュアルが公開。さらに、一足早く本作を鑑賞した、
山田杏奈、
伊藤潤二、
押切蓮介、
山本英夫、かいばしら、
清水崇など各界からコメントが到着しました。
本作は、2011年にインターネットの匿名掲示板で話題となった、ある新婚家族を襲った実際の出来事をモチーフとしたオリジナル脚本のホーム・パラサイト・ホラー。10代の女の子と新しく家族となる継母の関係を軸に、謎の少女“ちーちゃん”と家族の壮絶の争いを描いた作品で、現在(2024年2月22日時点)『ヤングマガジン』(講談社)で、本作の前日譚となる押見修造の『ちーちゃん』が連載されており話題を集めています。
押見より届いた書き下ろしのヴィジュアルは、カラスの羽や虫の死骸をブローチのようにあつらった真紅の服を身に纏い、手にはトレードマークともいえる洋裁バサミを持ち、まっすぐこちらを凝視している“ちーちゃん”の不気味な姿が写し出されています。また、一足早く本作を鑑賞した内藤瑛亮監督作『ミスミソウ』の主演女優・山田杏奈や、漫画家の伊藤潤二、山本英夫、押切蓮介などホラー作品に精通した著名人から絶賛コメントが続々と到着しました。
[コメント]※順不同/敬称略小さなほころびと違和感がどんどんと大きくなって行く様を
どこか高揚しながら見てしまう背徳感。
たまりませんでした。怖かった。鋏の音が耳から離れません。――山田杏奈(女優)毒娘の赤いビジュアルと、独特なハンドサインが
強烈なインパクトで目に焼き付けられ、網膜から消えません。
「家」に執着する少女「ちーちゃん」の話を
まだまだ観たいと思いました。――山本英夫(漫画家『ホムンクルス』)開いて閉じる裁ち鋏、狂気の中に潜む妖艶。
ちーちゃんの存在に気が付けば魅了される!
コーラのぶっ飛び方も必見だ!!――押切蓮介(漫画家『ミスミソウ』)赤い女のショッキングな登場にはじまり
居心地の悪い家族の呪いを通過。
そして目も覚めるような真っ赤っ赤な青春劇に!強烈!――かいばしら(俳優 / YouTuber)とんでもない怪作が現れた。
家族の歪みをこれ以上ないほど生々しく描き出す。
これは毒をもって毒を制すどころの話しじゃない。
劇物と劇物が激突する壮絶な家族ドラマだ。――人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)天才内藤瑛亮がまたやった...新しいジャンルを発明した...
暴力と加虐の連鎖がこれ迄に誰も観た事のない地平に連れて行く...
血の色に染まった少女「ちーちゃん」は大きなハサミで
肉と骨とそして欺瞞を切り刻む。
蟲の死骸に塗れたケーキとコーラの日々、
辿り着く先に待つ安寧は地獄の沙汰か安らぎか、
自分の眼で見極めて欲しい。――末廣末蔵(ジャンル映画大好きツイッタラー)いろいろ歪(イビツ)だ……内藤&松久両氏の真骨頂なのか……。
世の無常を感じるほど、まともな人は出て来ない。
てか、まともって何だろ?
ちーちゃんこそ無邪気でまともに見えてくるのは
人の世が生み出した姿無き何たるか?…だから…?
出産、子育て、穏やかな家庭……育む事全てが怖くなる。――清水崇(映画監督)©『毒娘』製作委員会2024