2023年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で上映され注目を浴びた、
ユアン・マクレガーと実の娘で俳優・プロデューサーのクララ・マクレガーがダブル主演にして親子役を演じた話題作『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』。実際に問題を抱えた時期のあったマクレガー親子がその経験を乗り越え、父と娘の“愛と回復への旅の物語”を描いた本作が7月5日(金)より東京・新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定。あわせて、ポスター・ヴィジュアルと場面写真が公開となりました。
今年、映画デビュー30周年を迎える英国を代表する名優ユアン・マクレガーは、実生活では長年連れ添った妻との離婚、再婚によって娘クララとの親子関係に問題を抱えていた時期もありましたが、クララが最愛の父へ送った1つのラブレター“脚本”をきっかけに本作は誕生。互いの人生の変化に傷つき、会わない時期もあった2人ですが、脚本を渡されたユアンは「その美しさに度肝を抜かれた。(私たちの)実際の話ではないけれど、私たちのことを感じられる内容だったんだ」と語っています。
物語は、何年も疎遠だった娘のある出来事をきっかけに、父が彼女をニューメキシコ州に向かう旅に連れ出すことから展開。関係を修復したくても、どうすれば溝を埋められるか分からない2人。娘は父との美しい過去を思い出しながらも、自分を捨てた父を許すことができず反発を繰り返してしまいます。旅の目的地が近づいてきた時、2人はお互いが抱える問題と向き合うことになりますが――。
ワールドプレミアとなったSXSW映画祭では、「魔法にかけられたように魅了された─COLLIDER」「涙と感動の完璧な結末!─CINEFIED」と絶賛され、米ではApple TVが配信権を即獲得(劇場はリミテッド公開)。日本では貴重な全国劇場公開となりました。クララは、親子間の問題や大切な記憶をオリジナルのストーリーとして同世代の女性脚本家たちとともに紡ぎ、製作はアカデミー賞ノミネート『パスト ライブス/再会』『キャロル』のプロデューサー陣が名を連ね、監督には
ジャネール・モネイ「PYNK」のMVでグラミー賞にノミネート、
ゾーイ・クラヴィッツ起用のスーパーボウル・スポットを手がけるなど米で最注目の気鋭、オランダ出身のエマ・ウェステンバーグが長編初監督を担当。タイトルにもなった英国の歌姫、
レオナ・ルイスの名曲「Bleeding Love」(レオナ・ルイスのデビュー・アルバム『
スピリット』に収録)をはじめ、どこか懐かしいサウンドとファンタジックな映像で彩る作品となっています。
公開されたポスター・ヴィジュアルは、青いトラックでアメリカ南西部を旅する2人と、“B L E E D I N G L O V E”のロゴが印象的。2人をトワイライトの光が美しく照らし、幻想的なきらめきが景色を彩るデザインとなっています。LOVEの文字の中に浮かび上がる「大嫌いなパパを、愛してる」のコピーが、複雑な親子の愛の物語を予感させる仕上がりに。ありったけの共感が胸を締め付ける感動作『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』に期待が高まります。
©2024 SOBINI FILMS, INC. All Rights Reserved.