“ギャグ漫画日本代表”とも呼べる『聖☆おにいさん』初の実写映画『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜』が、12月20日(金)に全国公開となります。この度、作品タイトルにちなみ、毎月23日を“おにいさんの日”と銘打ち、今回新たな情報としてイエスとブッダを取り巻く“Team天界”のメンバーを公開。あわせて、神々しさ満載の集合ヴィジュアルと各キャラクター・ヴィジュアル、さらにメイキング映像も公開されました。
“神の子イエス”と“仏の悟りを開いたブッダ”が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く――そんな大胆で斬新な描写で、今や原作累計発行部数1,700万部を超える異色のギャグ漫画『聖☆おにいさん』(著:
中村光 / 講談社『モーニング・ツー』連載中 / 既刊21巻)。イエスとブッダという組み合わせ。そんな2人のスタイルはTシャツとデニム。題材もさることながらあまりにもユニークで唯一無二の描き方はまさに日本ならではの革命的ギャグ漫画と称され、性別・年齢・地域を超えて愛され続けています。
監督は『
銀魂 』シリーズ、『
今日から俺は!!劇場版 』、『
新解釈・三國志 』などを監督してきた、コメディ映画の奇才・
福田雄一 監督。ゆるい日常を描くショートストーリーとは異なる、劇場映画化のために原作者の中村光が描いた原作エピソードであり、『聖☆おにいさん』史上初となる壮大な長編シリーズ「スクリーンへの長い途(みち)」の完全実写化に挑みます。
主人公のイエスを演じるのは、『
ノイズ 』(2022)、『
ロストケア 』(2023)などで主演を務め、コメディからシリアスな作品まで、幅広いジャンル・役柄を巧みに演じ切る
松山ケンイチ 。長髪・髭・茨の冠がトレードマークで、下界でのバカンスを奔放に楽しむ“神の子・イエス”をコミカルに演じます。そして、もう一人の主人公であるブッダを演じるのは、『
ヒミズ 』(2012)で第68回ヴェネツィア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞、以後も『
寄生獣 』シリーズ(2014 / 2015)など、数多くの話題作に出演し続ける
染谷将太 。定評のある演技力で、螺髪、白毫、長い耳たぶがトレードマークの、主婦並みにお金を気にする“目覚めた人・ブッダ”を魅力たっぷりに演じます。
今回発表されたのは、梵天、ミカエル、弁才天、帝釈天、そして戦いの仙人の5つの役どころ。宇宙の原理が人の姿になった存在である梵天には、2007年の映画『
神童 』で俳優デビュー、以後、映画、ドラマそして舞台とマルチに多くの作品に出演、どんな役どころでも存在感を放つ演技で魅了し続ける
賀来賢人 。ドラマ『
今日から俺は!! 』(2018)や映画『新解釈・三國志』(2020)など多数の福田監督作品に出演していることもあり、長髪で太眉のがっしりとした体形、スーツ姿といういで立ちで、押しが強くプロデューサー気質を持ち合わせた梵天の役どころに安定感のある演技を見せています。
天使の軍団を率いる天使長のミカエルには、
三代目 J SOUL BROTHERS のパフォーマーであり、『
クローズEXPLODE 』(2014)で映画デビューして以後、俳優としても活躍の場を広げている
岩田剛典 。劇場映画としては『新解釈・三國志』以来の福田監督作品への出演となり、ウェーブのかかった金色長髪、見目麗しい大天使ミカエルをコメディセンスたっぷりかつ美しく演じています。
音楽や芸術を司る女神の弁才天には、今年1月クールのドラマ『
恋する警護24時 』でのヒロイン役での記憶も新しい
白石麻衣 。映画『
スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 』(2020)でのヒロイン役でも迫真の演技を見せた白石。女優としてはもちろん、モデル、バラエティMC、そしてブランドディレクターを務めるなど、活躍の幅を大きく広げている白石が、本作で福田作品に初参加します。
そして、雷を司る軍神の帝釈天には、映画『
亡国のイージス 』(2005)で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、その後も良作に出演を続けている
勝地涼 が扮しています。『
銀魂2 掟は破るためにこそある 』(2018)、ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』(2021)以来の福田監督作品への出演となる勝地。本作では切れ長の目の面長に超高級ブランドのスーツというスマートな見た目ながらも、時に荒っぽい口ぶりになる帝釈天のギャップを勝地ならではの色に染め上げています。
また、福田作品には欠かせぬ人となっている
佐藤二朗 が本作でももちろん出演決定。今回の役名は、戦いの仙人。映画オリジナルキャラクターで、イエスとブッダが修行を積む際に登場する謎の仙人役に挑みます。福田監督とは数多くタッグを組んできている佐藤の今作の出演シーンは、福田監督作品の歴史に残るシーンとなる予感も…。
Team天界の5名のキャスト発表に合わせて、5人の集合キャラクター・ヴィジュアルと、それぞれの1ショット・ヴィジュアルも公開。戦いの仙人をセンターに布陣を組むTeam天界の5人の姿は、その名の通り神々しく、持ち合わせていると運気の上がりそうなヴィジュアルとなっています。また1ショット・ヴィジュアルも、それぞれのキャラクターの特徴が的確にとらえられています。突き抜けるほどの目力を見せる梵天、アイドルのように甘く爽やかに空を指さすミカエル、胸に抱いたこぶしから雷をも操る強さを感じる帝釈天、そして完璧なヴィジュアルからロックな雰囲気が溢れ出ている弁才天…。そして手のひらから光を放つ戦いの仙人のヴィジュアルにはどこか既視感があるものの、佐藤二朗が演じる役柄ゆえ、本作でどんな活躍を見せるのか、期待も募ります。
さらに、Team天界の5名のメイキング映像も到着。冒頭、梵天、ミカエル、帝釈天の3人がイエスとブッダに何かお願い事をしている様子…。これまでにも福田作品で強烈なインパクトを残してきた賀来賢人、岩田剛典、そして勝地涼の3人だからこそ、強く濃く、それでいて緩さを感じられるキャラクターを作り上げていることがとてもよく分かるメイキングとなっています。また大きな声でダメ出し、演技指導をする白石の振り切った演技は、福田組初参加とは思えないほどコミカルなものに仕上がっています。佐藤に至っては、セリフのようなアドリブなのか、アドリブのようなセリフなのか、どこまでがアドリブでどこまでがセリフなのか…本作でも間違いなく楽しませてくれることがとても伝わってくる映像となっています。
毎月23日の“おにいさんの日”に新たな情報を解禁する「おにいさんプロジェクト」。次回6月23日(日)にはいったいどんな新しい情報が解禁されるのか、ぜひご期待ください。
[コメント] 聖☆おにいさん、映画化! 梵天役をやらせて頂きました、賀来賢人です。 原作から役のイメージを膨らませた結果、目力に意識を持っていき丁寧に表現を追求しました。 今回の手応え的に、何らかの賞は取ると思います!泣きそうです。 スタッフキャストの皆様、本当にありがとうございます。カンヌ、ヴェネチア、ベルリン、ありがとう! ――梵天役:賀来賢人 “聖☆おにいさん”を福田監督で初の実写映画化と聞いて、とても挑戦的で楽しみな企画だと思いました。 登場人物は歴史上の色んな神話に出てくる、一度は耳にしたことのある神様ばかりです。 僕は天使長ミカエルを演じました。天使長ということで、天使らしく飛ぶシーンを想定して高いところから吊るされる覚悟をしていましたが、蓋を開けてみたら出演シーンのほとんどが畳の上でした。 福田組エンタテインメントが炸裂していますので、ぜひぜひ劇場でお楽しみください。 ――ミカエル役:岩田剛典 この度は映画『聖☆おにいさん』に参加できることを大変嬉しく思います。 台本を読ませていただいた際に、本作のユーモアと神様の融合にクスッとしたのが強く印象に残っています。 私が演じる「弁才天」という役は、音楽や芸術を司るキャラクターであり、その魅力を存分に表現できるよう努力いたしました。 皆さまに笑顔を届けられる作品となっておりますので、ぜひ楽しみに待っていてください! ――弁才天役:白石麻衣 「聖☆おにいさん」の連載当時から、漫画を読んでいたので、今回の映画化を聞いた時は、作品のいちファンとして、とても嬉しかったです。 原作の世界観を面白おかしく映像化できるのは、福田雄一さんしかいないと思います。 松山くんと染谷くんのおふたりが醸し出す空気感は、イエスとブッタそのもので、その中に自分が参加できることは、楽しみしかありませんでした。 撮影現場は、福田組常連の賀来くんと岩田くんを含む5人のシーンでしたが、第一声をどう発するのか、各々のせめぎ合いもあり、ヒリヒリした感じが心地よかったです。毎度のことですが、「福田さんは笑ってくれているのか?」と常に探りながら(笑)。 原作ファンの方も、初めて見る方も、ゲラゲラと笑いながら楽しめる作品に仕上がっていると思いますので、期待していてください。 ――帝釈天役:勝地涼 なぜなのだ。なぜ記憶がないのだ。なぜ福田雄一作品に限り、記憶がないのだ。出た記憶がないのだ。おそらく福田作品は「どうかしてしまわないと」できないからだと思うのだが、原作は以前よりもちろん存じあげているし、松ケンも将太も大好きな俳優で、今回の映画化に大いに期待を寄せるものだが、え何?…「戦いの仙人」役?…ふふ。俺のイメージキャストはあの俳優さんだな。うん。断然あの俳優さん。ふふ。楽しみだな。…あ俺か。俺がやってるのか。これはもう、劇場にてこの目で確認するしかあるまい。 ――戦いの仙人役:佐藤二朗 VIDEO
©中村光/講談社 ©2024映画「聖☆おにいさん」製作委員会