2006/03/14掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
北欧ブラック・メタル・シーンを代表するバンド、
サテリコンが4年ぶりとなる新作をリリースします。タイトルは『ナウ、ダイアボリカル』(写真)。
ブラスト・ビートに乗せ、痙攣気味に繰り出されるリフとわめき声のヴォーカル、劣悪なサウンド・プロダクション、白塗りメイクや一部で見られる本気のアンチ・キリスト思想などなど、その初期にはヘヴィ・メタル・ファンでさえ眉をひそめるような音だったブラック・メタルも、今ではすっかり定着。フィル・アンセルモ(
パンテラ他)や
システム・オブ・ア・ダウンのメンバーなど、(アンチ・キリストは別にして)影響を公言する米国のミュージシャンも少なくありません。ジョーイ・ジョーディソン(
スリップノット)に至っては、サテリコンの米ツアーに一時助っ人として参加したほどです。
サティアー(vo,g)とフロスト(ds)からなるこのサテリコンは、そんな中でもプリミティヴなブラック・メタルからいち早く脱却し、先鋭的かつ北欧の冷気を伴った独特のメタルを聴かせるバンド。欧州ではすでにポピュラーな人気を獲得しています。この新作から欧州はRoadrunner Records、米国でもCentury Mediaといった名門レーベルと契約、さらなる飛躍が期待されるところです。
サティアー曰く「これまで以上に深い奈落の底へ身を投じるような感覚が渦巻いている」というこの『ナウ、ダイアボリカル』、
国内盤(RRCD-31002 税込\2,548)の発売は5月10日の予定。ちょっと普通じゃないヘヴィ・ミュージックを求める方、チャレンジしてみては?
●『ナウ、ダイアボリカル』収録曲
01. Now, Diabolical
02. K.I.N.G
03. The Pentagram Burns
04. A New Enemy
05. The Rite Of Our Cross
06. That Darkness Shall Be Eternal
07. Delirium
08. To The Mountains
※日本盤ボーナス・トラック収録予定