1995年に「坊っちゃん文学賞」を受賞。映画やドラマとして次々と実写化され、普遍的な魅力を放つ青春小説『がんばっていきまっしょい』(
敷村良子・著)。松山でボート部に青春を賭けた女子高校生たちの物語が、現代に設定を変え、ついに初の劇場版アニメーションとなります。そして、この度公開された予告映像で“
僕が見たかった青空”が歌う主題歌「空色の水しぶき」の音源も初お披露目されています。
監督は、『
あした世界が終わるとしても』で注目を集めた
櫻木優平。脚本を『
五等分の花嫁』の大知慶一郎、キャラクターデザインを『
ラブライブ!』の西田亜沙子が担当。ボートに青春を捧げる部員たちを
雨宮天、伊藤未来、
高橋李依、
鬼頭明里、
長谷川育美が熱演。
竹達彩奈、
三森すずこ、
内田彩、
江口拓也も魅力あるキャラクターを演じ、物語を支えます。主題歌と挿入歌を歌うのは、アイドル・グループ“僕が見たかった青空”。どこまでも広がる青空のようにボート部5人の思いを包み込みます。悦子たちは今、海に漕ぎ出します。「がんばっていきまっしょい!」の掛け声と共に。
超豪華声優陣の集結や、世界最大規模のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭2024」非コンペ部門「アヌシー・プレゼンツ部門」への出品では海外でも絶賛を浴びるなど、劇場アニメ化が発表されて以来、大きな盛り上がりを見せ続けている本作。この度、そんな本作の話題沸騰中のアイドル・グループ“僕が見たかった青空”による主題歌「空色の水しぶき」の初公開となる音源に乗せて、ボートにかける女子高生たちの青春が美しく映し出される予告映像が公開となりました。
自分なんて、特別じゃない――。そんな醒めた言葉をつぶやきながら毎日を過ごす主人公・悦子の姿から始まる予告映像。高校2年生のどこか複雑な気持ちを抱えながら、つまらない毎日を送っていた悦子ですが、転校生のリーに誘われたことをきっかけに、幼なじみのヒメや、ダッコ、イモッチという仲間と共に、色鮮やかな青い海にボートを浮かべて一歩を踏み出していきます。ボート部として練習に励み始めた5人でしたが、初めは息を合わせてボートを漕ぐのもままならず、“しんどい”、“勝てない”と弱音をこぼしながらも、いつしか全員がボートに夢中になっていく姿が描かれます。そして、何をするにも無気力だった悦子もついに、「わたし、もっと上手くなりたい、ボート」と、練習で擦り切れた手のひらを強く握りしめ、強い決意を感じさせる熱い場面も。
3DCGの映像技術によって鮮やかに映し出される海や山が印象的な映像の中で、悦子が頬をぶたれて仲間との衝突や葛藤を予感させる一幕や、一緒に美しい夜空の花火を見上げるシーンなど、高校生らしい青春の瑞々しさとエモーショナルさが全開。最後は「何も頑張れないと思ってた。だけど、みんなと一緒なら」という悦子の言葉と共に、煌びやかな水面に力強くオールを漕ぎ入れる5人の姿で締めくくられ、観る人の心にも秘められた情熱を思い出させてくれる映像に仕上がりました。
今回の予告映像では“僕が見たかった青空”が歌う主題歌「空色の水しぶき」の音源も初お披露目。主題歌担当発表時にも大きな話題を呼んだ“僕青”が、「オールに感じるよ 自分の可能性」や「空色の水しぶき その眩しさに 勝ちたいと初めて思った」など、まさに主人公たちボート部5人の心情にリンクするような歌詞となっており、ボートに出会ったことで変わっていく悦子たちの映像の背景で、彼女たちの背中を力強く押すような、青春ど真ん中の爽やかさを感じさせる応援歌となっています。作品の世界観にがっちりとマッチした主題歌が加わることで、この秋、より多くの人の胸を熱くすること間違いありません。
さらに映像と併せて、作品の舞台となる松山の美しい海を背景に砂浜に立つボート部の5人の力強い眼差しも印象的なメイン・ヴィジュアルも同時公開。大切な仲間に、そしてボートに出会うことで成長していく女子高生たちの姿に、きっと誰もが経験したことのある青春の苦しさや素晴らしさを感じられる、最高にピュアなストーリーに仕上がったアニメーション映画『がんばっていきまっしょい』。10月の公開へ向けてさらに勢いを増していく本作の続報に、引き続きご注目ください。
©がんばっていきまっしょい製作委員会