toe、
the cabs、
NUMBER GIRLなどの影響を受けた3ピース・ロック・バンド、yukueが、7月24日(水)に6年ぶりの音源となる「パレードよ、もう一度」をデジタル・リリース。本作は
downt、ANORAK!、
くだらない1日などを輩出したレーベル「ungulates」からのリリースとなり、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。
コロナ禍を越え6年ぶりとなる本作は、
三島由紀夫の小説に呼応する「金閣寺」をはじめ、令和のいま、不確定な未来を想い描くこと?? をテーマに歌、叫び、インストと様々な表情を持った5曲入りのミニ・アルバム。ライヴ会場や各地のディストロでは数量限定のカセットリリースもあり、エモでもハードコアでもない何か?? を公言するyukueの捉え難い魅力を存分に楽しめる内容となっています。
また、本作のリリースに合わせて、盟友ミュージシャンたちの推薦コメント入りティザー動画も公開しています。
[コメント]三島由紀夫の小説に影響を受けた『金閣寺』をはじめ、令和のいま、不確定な未来を想い描くこと?? をテーマにした五曲を収録。通しで聴いて、また初めの曲に戻った時、世界が少しでも変わっていてくれたら。――yukue[盟友ミュージシャンらによるコメント]2024年6月25日火曜日20:27
ハジメ君から音源が送られて来た。
お気に入りのイヤホンから流れる、心象風景を描くような旋律は記憶を辿るように余韻を残す。
2019年4月4日に新宿のLITTLE MONSTERS STUDIOでyukueを初めて観た時のことは今も強く覚えていて、そこに居た人達全員がバンドの音を共有しているような空間に興奮した。
6年振りにyukueの音源がリリースされることを嬉しく思います。
-光の在り処に気づく時、その光は幾つかの記憶を照らすのでしょう-――西田大佑(東京スーパースターズ / penisboys / ALP$BOYS)窓を開けたときにびゅうと風が抜ける嬉しさに近いかもしれない。
ぜんぶの天気が同時に訪れたような、そういう抱えきれなさを与えてくれる音楽だ。
yukueはいつも名前のない海を旅しているように思います。
まるで嵐を知らないみたいに鷹揚に進むかれらの、
はらの底からのひと鳴りは、
波のひとつひとつにかれらの名を刻むほどでしょう。
たくさんの人々に、この波が届きますように。
たくさんの人々に、この波が愛されますように!
私のいる港からも、遠く、かれらの船が見えます。
良い旅を。
あたらしい船出に、大きく手を振って。――みつきゃすたー原点回帰なのか、初期のyukueが数段階もアップデートされて帰って来た。歌を前に出していた2018年splitの頃と比べ、新譜はインスト中心。
しかし聴き進めていくと、ラスト「線路」潜めていた歌が遂に出て来る。様々な想いが音の中から感じ取れる素晴らしい締めくくり。
5曲15分と収録時間は短いが、ラスト2曲の畳み掛けにより、聴き終わった後の感触は重厚で充実している。短く重いepの完成だ。
コロナ禍の活動自粛やメンバーの転勤を乗り越え、こんなに完成度の高い音源を水面下で作っていたのかと熱くなった。
完成まで沢山の時間をかけただろう、その使った時間の長さを、聴いた人が過ごすはずだ。リリースおめ。――Hitoshi Ninagawa(I have a hurt)