終日柄の淡甘と、yu'reのコタニシブキから成るバンド、止め処なく、渇きが、初のEP『抱き占めたい』を10月30日(水)にデジタル・リリースすることが決定。8月28日(水)にリリースする「傍観者」を始め、3ヵ月連続で楽曲を公開し、EPの完成となります。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。
止め処なく、渇きの楽曲は、淡甘の作詞 / 歌声とコタニシブキの作曲において、淡甘の歌声の隙間を埋めるように音を紡ぐ、似て非なる音楽性の中に生まれる偶然の化学反応のようなもの。本作品は、三角関係の主人公たちがお互いを抱き占め合う楽曲を合わせたコンセプトEPで、8月28日(水)に「傍観者」、9月25日(水)に「赦す」、そして10月30日(水)に、それぞれの人物の感情を描くstoryのみのアンビエント楽曲を含む全6曲のコンセプトEPをリリースします。
[本人コメント]今作は、楽曲全てが繋がっているコンセプトEPになっています。
止め処なく、渇きの楽曲の特徴として「様々な人物の本性、正体を綴る楽曲」をかなりわかりやすく鮮明に捉えられているEPになっているかと思います。
どんな人にも隠している自分はあって、そんな多様な表情を魅せる音楽。そして、どんな人間にも善く見せたい私と、中に存在する悪い自分があれば、その逆も然り。
それぞれの人物がすれ違い、いろんな意味で“抱き占め合う"楽曲たちです。そこに生まれる愛の種類は様々で、偽善や嘘、また独占欲など、そこに隠れた本当の愛情に誰が何処で気付くのか。彼女たちは何処で作用しあっているのか。考えさせられる音楽になっています。私の表現したい世界をいつも鮮明に、想像以上に再現してくれるコタニシブキと、最高のサウンドを仕上げてくれたサポートメンバーと、素敵なEPが出来ていると思います。
vocal 淡甘
淡甘さんとの出会いはTwitter(現X)でした。互いのバンドを聴いていて、みたいな感じでした。声が良く、余白を感じさせる音楽をつくる人でしたが、これ逆に余白埋めたら面白いのでは?みたいなノリで始まったのがトメカワです。曲のコンセプト、歌詞を淡甘ちゃんが持ってくるわけなのですが、その範囲でどこまで違うことできるか、みたいな挑戦が、形になってきたのが今作だと思います。余白って徹底的に埋めても、本当に余白でも、想像できる余地って似ていると思っていて、印象派の様な余白のあり方を目指せば、それもそれで彼女の世界観を表現できるかと僕は思います。ラヴェルがサステインペダルを踏んで埋めた隙間を、僕らはディレイやファズのペダルを踏んで埋めているのです。想像の余地にのみ官能はある故にこそ、世界を引き伸ばすことしか僕らは出来ないのかもしれません。
composer コタニシブキ[サポートメンバーコメント]楽曲の空気感、構成、唯一無二の歌声、どこを取っても止め処なく、渇きにしかできない音楽で、気づけば曲の世界観に惹き込まれています。ドラマーとしてこの作品に関わることができとても光栄です。ドラムも細部までこだわって作らせて頂きました。
この度はリリースおめでとうございます!
Dr.しおのむすび(yu’re / sadistic city Revue)
「可憐な毒薬」ぶりにエレクトリック・ベースで参加させて頂きました!
コタニシブキからは好き勝手やっていいよ、との事だったので音作りからプレイまで本当に自由にやらせてもらいました。この作品に漂うどこか不穏な色気を表現しつつ、自分の色をどこまで出せるかの戦いでしたが、無事勝利しました。ありがとうございます。
何より過去作よりさらに洗練された音数と時折見せる優しさはまさにドメスティック・バイオレンス!!ドメ処なく、渇き。本当に止め処ない作品です。
Ba.鴨下支音)asayake no ato)
ゲストギターとして今回参加させていただきました。
ギターのシブキに僕の音で一曲録りたい!と熱いオファーをもらい、僕なりの解釈でこの楽曲をプレイできた気がしています。
このバンドが持っている冷たさと温かさの両立、そして誰しも持ち合わせる独占欲のようなドロドロとしたものをイメージした僕らしいサウンドをパッケージできました。
僕のギターの上手い使い方をしてくれてありがとう!
Gt.佐々木理久(the pullovers)