現在国内外で大きな注目を集めているシンガー・ソングライターの冨岡愛が、韓国・ソウルの600人収容するライヴハウス「 MUSINSA GARAGE(ムシンサ・ガレージ)」にて、2日間の単独ライヴを行いました。
販売開始とともにVIP席のチケットが即完売し、全チケットがソールドアウトとなった今回のライヴは、開催前より大きな話題を呼んでいました。
冨岡愛が去年リリースしたシングル「グッバイバイ」は、Spotify上でアジア6ヵ国にてバイラルチャート入りを果し、日本国内だけに留まらず海外での知名度が急速に上昇しました。特に韓国では、去年11月に開催した路上ゲリラライヴに400人以上もの人々が集まり、今年4月に警備員18人という異例の警備体制で行われた路上ライヴでは、1,000人を超えるオーディエンスを集めるほどの人気ぶりを見せ、多くの韓国人ファンたちを魅了しました。
さらに、今年5月と6月に韓国国内で行われた大型フェスにも日本人として初出演を果たしました。韓国ドラマの挿入歌提供オファーもかかり、韓国の音楽シーンにおいて引っ張りだこです。先日リリースした「グッバイバイ Korean Ver.」では、フィーチャリングに韓国ヒップホップ界の気鋭アーティストであるBIG Naughtyが参加し、ここでも大きな注目を集めました。
[ライヴ・レポート] そんな彼女が挑戦した、600人を収容する会場での韓国国内単独ライブ開催は、若手日本人アーティストとしては初の快挙であり、同国において異例とも言える躍進を見せているのだ。ライブでは、「グッバイバイ Korean Ver.」や、韓国国内のドラマ挿入歌として決定している「Step By Step」を含む全16曲を披露。韓国語でのMCをするなど、韓国ファンとのつながりをより一層深めた瞬間となった。
現在、「週3回韓国語レッスンをしている」と彼女が言うように、韓国の人々に寄り添ったライブのカタチを追求していることが、同国で高い評価を得ている要因の一つであると言えるだろう。
また今回のライブには、今韓国で大注目の新鋭アーティスト・Skinny Brownや個性的な世界観でヒット曲を連発中のZior Parkが参戦。楽曲「愛 need your love」をfeat verでSkinny Brownとコラボし、観客とのコール&レスポンスで会場を一つにした。Ziro Parkとは本人同志の共作曲「Ashes」をライブ初披露。会場のボルテージがマックスの最高潮まで達した。冨岡とともに2日間にわたって会場を大いに沸かせた。幼少期を海外で過ごした冨岡愛ならではの、「多様性」と「ワールドワイド」なアーティスト像が見えた瞬間でもあった。
今日の日本の音楽業界には、あいみょんを筆頭に、LANA、乃紫など、次々と頭角を現し、目覚ましい活躍を見せる若手女性アーティストたちが集結している。特にその中でも、冨岡愛は洋楽と邦楽の良さを見事に融合させたような、新しい世界観で他のアーティストとは一線を画している。彼女にしか生み出せない世界観は今後世界で通用するネオJ-POPシンガーとなるだろう。
韓国ライブの最後には、「来年はもっと大きな会場に戻ってきます!」と再び韓国でのライブ開催を明言。11月23日に東京の「Shibuya WWWX」にて開催のライブチケットは既にソールドアウトし、大いに盛り上がることが予想される。国内外で人気急上昇中の冨岡愛の今後の活躍に目が離せない。