ミュージシャンとアスリートの二刀流として注目を浴びるカナダ発のマルチハイフィニット、コフィ(Kofi)が、3枚目のスタジオ・アルバム『Pettyboy』を11月15日(金)にRed Bull Recordsよりリリースしました。
ラッパー、シンガーソングライター、プロデューサー、そしてプロバレーボール選手という4つの顔を持つカナダ・トロント生まれのコフィが放つ最新アルバムは、11曲からなるコンセプト・アルバム。自身にとって有害な恋愛関係がもたらすあらゆる感情を表現しています。コフィの分身の視点から語られる楽曲は、欲望、コミットメント、自己価値といったテーマに触れ、そこで彼は、何のためらいもなくすべてをさらけだします。シングル「Say I Won't 」は、「いま自分を待っている数人の女性」に向けて、特定の彼女から離れるつもりはないと告げる、挑発的なR&Bのスロー・ジャム。コフィは「これは自分の恋愛経験を振り返る作品だ。今までの恋愛でやるべきだったのにやらなかったこと。いつも口を閉ざしてしまっていたことを、ここにさらけだすべきだと考えたんだ」とアルバムについて語っています。
また、この作品は自身の故郷であるトロントに捧げられたものであると言います。冷たく、毒々しく、そして美しい……、彼はこの街の持つグルーヴや空気を多様なジャンルを融合させて表現し、地元へのラヴレターへと変換。SLMN(YoungBoy Never Broke Again,、
マライア・キャリー)とKing Fisher(K Camp、Central Cee、NLE Choppa)など、シーンを代表するソングライターやプロデューサーとタッグを組み、トロントの街にスポットライトをあてています。
一方、本アルバムには、別の現実におけるコフィの悪びれない行動を表現した側面も。冒頭を飾る楽曲「PNC」では、「ロマンチックになれなんて言うな、絶望的な女」と生々しいラップを披露。その後、アフロビーツの人気曲「Impatient」や中毒性のあるヒップホップ・ジョイント「We Don't Make Sense」などのシングル曲が続き、「I Got Options Too」では、「It’s not me it’s you(それは自分じゃない。キミのだ)」と告げ、ラストを飾る「Wait On Me」では「Girl I promise I’ll change(自分はキミのために変わることができる)」と、できもしない約束を交わしてしまうリリックも見られます。
優れたミュージシャンであり、プロのバレーボール選手でもあるコフィ。コート上での彼のスキルは、昨年カナダ・チームのオリンピック登録選手となり、現在はフランスのセテにあるプロ・バレーボール・チームのトップリーグでプレイ。彼は、かけがえのないアスリートであり続けるために、たゆまぬ努力を続けてきました。結果、リーグでも屈指の縦の長さを誇る6フィート8インチのブロッカーとして、確かな称号を獲得。また、タフな選手生活のかたわらで、スタジオ・アルバム『Pettyboy』も完成させるという、あらゆる意味でのマルチハイフェネイト(複数の仕事を完璧にこなす人間)ぶりを発揮しています。