ミュージシャンによるソングライティングとコミュニティ・ワークショップを提供する画期的なオンライン・プラットフォーム『スクール・オブ・ソング』が、2025年1月のプログラムを発表。今回は、ミュージシャン / プロデューサー / ヴィジュアル・アーティスト / 活動家の
ブライアン・イーノ(Brian Eno)が、自身の多面的な創作プロセスを生徒たちに指導しながら、キャリアを通じて培ってきた多くのテクニックや実践方法を紹介します。
ワークショップの日程は、2025年1月6日、13日、20日、27日の月曜日、5AM(日本時間)に開催。各講義は約75分で、最初のクラスは2時間、クラス内でのライヴ・ライティング・エクササイズを含みます。また、1月9日、16日、23日の水曜日、5AM(日本時間)に1時間の質疑応答が行なわれます。受講料は160ドルで、申し込み締め切りは1月5日(日)16時59分(日本時間)まで。この時間帯に参加できない人のために、録画した講義も配信がされるとのこと。
イーノは「この50年間、ずっと温めてきた創造的プロセスに関するいくつかのアイデアをきちんと表現する機会を楽しみにしています。新鮮な若い心と想像力を持つ人たちと一緒にそれを行えることは、私には断ることのできないチャンスでした」とコメントしています。
なお、『School of Song』でのブライアン・イーノの作詞ワークショップでは、以下のトピックを取り上げる予定です。
[委ねることの役割]人生の最高の経験の多くは、何かに身を委ねる瞬間に訪れます。本セッションでは、より現在に集中し、好奇心に満ち、遊び心ある意識状態を育むための、人生における大きな実践として「委ねること」について探求していきます。これは楽曲制作にも有益な意識状態を促します。[アヴァン・ガーデニング]私たちが想像力の限界まで実験を許可すると、何が起こるのだろうか?作詞の実践とは別に発見の時間を作ることが、どのように豊かな成果を生むのかについて議論する。[魅力的な音の世界を作る]オスのボウワー・バード(ニワシドリ)は、一日の大半を精巧で美しい巣作りに費やす。その目的は、メスがその巣を見て飛び込むことを期待することである。音楽においても、私たちは「巣」を作り、それを通じて自分自身を引きつけ、歌を歌う気持ちにさせることができる。[オブリーク・ストラテジーズ]創造性は制限を愛する。私たちは制約やゲームを使って、未知の状況に自分を置き、その結果として創造的な思考を刺激し、新しく過激な解決策を見つける方法を探る。[音楽はまだ音楽と呼ばれるべきか?]サンプラーや録音スタジオ、技術の絶え間ない進化の時代において、音楽はまだ同じ芸術形態であると言えるのだろうか?それとも全く新しいものなのだろうか?