日本のインディ・レーベルの先駆けとして1969年に発足、多くの先鋭的な才能が集い、日本のフォーク / ロックの祖と言われるURC(アングラ・レコード・クラブ)。URCに造詣の深い
曽我部恵一(
サニーデイ・サービス)を選曲に起用したコンピレーションCD『
シティ・フォークの夜明け〜URC Selection Compiled by 曽我部恵一』が2024年11月に発売され大きな話題となりましたが、好評に応えてそのアナログLP版が3月26日(水)に発売されることが決定。
ソニーミュージックによるURCコンピレーション・シリーズとしては今回が初のアナログ盤発売となります。今回もジャケットデザイン、ライナーノーツとも曽我部自身が担当し、ジャケットには写真家・丹野清志撮影による1970年の新宿駅周辺風景の写真が起用されていますが、全11曲CD版とは全く別の選曲で音源の重複はなく、CD版購入済のリスナーにも見逃せない作りとなっています。60〜70年代の“若者たち”の心象風景をヴィヴィッドに映し出した“URCレガシー”を、従来のURCファンにとどまらず、現在の若いリスナーにも伝える1枚といえます。
また、本コンピレーションにも収録される
五つの赤い風船、
金延幸子ほか、配信化が遅れていたURCのアルバム8タイトルが2024年末より一挙配信開始されました。こちらも要注目です。
[曽我部恵一 / ライナーノーツより]昔の少年少女たちがフォークをやってから、50年ほどが過ぎた。輝きを増すものもあれば、古めかしくなったものもある。どちらも素敵だと思う。2024年の今、もういちど自分の部屋で聴きたいURCの歌たちを集めた。
あなたにも気に入ってもらえたら、とても嬉しい。