今年1月に開催された〈rockin'on sonic〉では、初来日しかも初日のトップバッターの出演でありながらも、会場を埋め尽くすほどのオーディエンスを集め、SNSでも大きな話題を呼んだシンガー・ソングライター、ラヴキャット(LUVCAT)が、新曲「Love & Money」をバレンタインの2月14日(金)にリリースしました。
英リヴァプール育ちながら、サウス・ロンドンのパブ・サーキットとパリのアンダーグラウンド・クラブのなかで誕生したラヴキャットは、世代を超えた音楽的影響(アーティスト名は
The Cureからインスパイアされたもの)を駆使し、ノワリッシュな神秘性、ひねくれたロマンス、シックなアラ・パリジェンヌの美学を融合させたプロジェクト。ライヴ・アンサンブルは、ラヴキャットがこれまでの旅の中で出会った親しい友人たちとともに行なわれ、それぞれがプロジェクトにおいて独自の存在感を放っています。2024年に発表されたデビュー・シングル「Matador」が正式に世に出ると、このプロジェクトの中心にある有機的でカルト的なコミュニティが英国の南北の垣根を越えて生まれ、ライヴ会場には多くの人が殺到。ライヴやヘッドライン・パフォーマンスの数々は軒並み即完売と言う人気ぶりです。
今回発表された「Love & Money」は、恋人との逃避行のための資金集めのためにNSFW(成人用)ヴィデオを撮影することをテーマにした作品。インディーズの青春映画のような自由奔放さと、カメラに向かってウィンクするような魔性がミックスされ、これまでの3枚のシングルのリリースで急速に拡大したファンやリスナーを唸らせる仕上がりに。
同曲は、アメリカのドラマ・シリーズ『Pam & Tommy』(女優 / モデルの
パメラ・アンダーソンと、
モトリー・クルーの
トミー・リーとの結婚生活からインスパイアを受けたストーリー)のように、情熱的ですべてを飲み込む都会のロマンスへ向けたラヴレターであり、ラヴキャット曰く「ロンドンのパブでバーテンダーに出会い、一目惚れし、終わりのない悪戯な夜を過ごした後、この楽曲が生まれたのです」とのことです。
また、日本では2月14日の18時よりプレミア公開されるミュージック・ビデオではラヴキャットの元パートナーが出演し、過去の出来事を回想しながら『キャンディ』、『
ノッティングヒルの恋人』、『ワンス』などの古典的なロマンチック映画を思い出させる映像となっています。
Photo by Barnaby Fairley