スキップ・ジェイムスやブラインド・ブレイク、エリザベス・コットンなどの戦前ブルースやフォークに影響を受けたスタイルを持つ、アイルランド出身のギタリスト、マリン・ブラッドレイ(Muireann Bradley)が英デッカと契約。現在18歳の彼女が15歳のときにレコーディングした、2023年のデビュー・アルバム『I Kept These Old Blues』が、ケヴィン・リーヴスのリミックス / リマスターで2月28日(金)に再発売されます。
ブラッドレイは2023年、ジュールズ・ホランドが年末に行なっている人気番組『ジュールズ・アニュアル・フーテナニー』に出演して大きな話題を呼びました。『I Kept These Old Blues』は、ほとんどの曲が1〜2テイクで録音されており、2023年にTompkins Squareからリリースされたものの、初回プレスは完売しています。
また、配信されているシングル「When The Levee Breaks」は、メンフィス・ミニーとカンザス・ジョー・マッコイが1929年に発表した曲。英人気番組『レイト・レイト・ショー』で昨年披露したこの曲について、ブラッドレイは「この曲は、おそらくライヴで演奏するのがいちばん好きな曲です。メンフィス・ミニーは私のヒーローの一人で、彼女のギター・ピッキングが大好きです。私のアレンジは、フィラデルフィアの戦前ブルースをリバイバルさせた立役者でもあるアリ・アイジンジャーの演奏へ捧げたものです。彼は間違いなく私の演奏にもっとも強い影響を与えた一人です」と語っています。