ピアニストのハクエイ・キムが、杉本智和（b）、本田珠也（ds）と結成したトリオ、BCG REPUBLICの1stアルバム『Time Is On Our Side』が3月14日（金）にリリースされます。

　本作は、これまでのハクエイ・キムの作風とは大きく変わったアグレッシヴでインプロ主体のピアノに、ケイ・アカギ・トリオのリズム隊だった杉本と本田の迫真の演奏が絡む、ジャズ界トップランナー3名ならではのピアノ・トリオ作品。アルバム・タイトルは「時は我々の側にある」という意味で、お互いの音や瞬間的な閃きの交感を経て生まれる、タイムやテンポといった“時”の縛りから解き放たれた自由な演奏と、“時空”を自在に操るような絶頂感を追求するトリオの真骨頂を体現しています。

　一発録音、編集、ダビングもなく、ほとんどがファーストテイクを収めたオリジナル全8曲を収録。ハクエイ・キムならではの情景の浮かぶ美しい旋律と、即興演奏やインタープレイを経た、タイムやテンポの縛りから解き放たれた先の、このトリオにしか生み出せない生々しく力強い音楽が展開されます。

　制作にはindigo jam unitのクリエイティヴ・チームが全面参加。また、basis recordsの立岩健一がディレクター / スーパーバイザーを務めたほか、デザインはcommons&senseのクリエイティヴ・ディレクターの佐々木香が担当するなど、強力なチームのサポートのもと生み出された本作に期待が高まります。