阿部寛主演、日本×台湾共同製作による映画『キャンドルスティック』の公開が7月4日(金)に決定。この度特報映像が公開され、主演・阿部寛と監督・米倉強太のコメントが到着しています。
「老後2000万円問題」やNISA、iDeCoなどの浸透で、“1億総株主化”が求められる昨今の日本。暗号通貨や株などで“億り人”が誕生し、誰にでもそのチャンスがあるといっても過言ではない時代。
本作は、日本・台湾・イラン・ハワイと4ヵ国6都市を舞台に、元・天才ホワイトハッカー・野原(阿部寛)を主人公に、「金融市場の番人」である難攻不落のAIを騙し、FX市場で大金を手に入れることを目論む、というスリリングなマネー・サスペンス。
主演は、現在『ショウタイムセブン』が公開中、今年、芸能生活40周年を迎える阿部寛。本作では、罠にはめられ、すべてを失った元・天才ホワイトハッカーで“AIを騙す”計画の発案者、野原を演じます。
また、FXトレーダーで、野原にも自分と同じ共感覚を感じ、計画をサポートする杏子を
菜々緒が、杏子の元夫で数学者の功を
津田健次郎が演じます。
舞台の一つとなる台湾からは、映画『瀑布』で台湾のアカデミー賞と言われる金馬奨で主演女優賞を獲得、台湾を代表する女優
アリッサ・チアが台湾の大企業の幹部リンネを、『
本日公休』など多数の映画に出演し、『
オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』で
役所広司とも共演経験のある
リン・ボーホンが香港の若き経営者リーを演じます。そのほか、
サヘル・ローズ、
YOUNG DAIS、マフティ・ホセイン・シルディ、デイヴィッド・リッジスら国際色豊かな面々が参加しています。
監督は、GUCCIやUNIQLOなどの広告映像ディレクションやMVなどの監督を務める米倉強太。本作が映画初監督作となります。米倉は元『MEN’S NON-NO』専属モデルで、阿部寛とは先輩後輩という縁も。原作は川村徹彦による『損切り:FXシミュレーション・サクセス・ストーリー』。金融関係の小の映画化という異色の作品となりました。タイトルの『キャンドルスティック』は株取引などを行う人にはおなじみの「ローソク足」のこと。撮影は日本・台湾・イランにて2024年5月〜9月まで行われました。
本作の撮影にあたり、阿部寛は「今回のお話が頂いた際、米倉強太という新進気鋭の監督、そして同じメンズノンノの後輩にもあたる、才能ある方と一緒にやりたい、そして自分の世界をまた新しく広げたいという気持ちがあり、チャレンジしてみました。作品の完成が楽しみです」と語ります。
また、本作が映画初監督となる米倉強太も「阿部寛さん演じる野原を中心に巻き起こる台風は日本を飛び越えネットワークを通じて世界中に広がっていく。次々と現れる人物と刻一刻と変化する人間模様を楽しんで頂けると思います」とコメント。
今回一緒に公開となった特報では、世界4ヵ国6都市を舞台に、たった7日間でAIを騙して大金を手に入れる面々が映し出されます。近年、刑事役や医者など、“善”側の役柄が多かった阿部が自分を罠にはめた相手に復讐の意味も込めつつ大金をかっさらおうとする、知的で軽快な悪人を演じる姿をぜひスクリーンで見てほしいとろこです。
[コメント]今回のお話を頂いた際、ちょうど新たな挑戦を求めていた時期でした。同じメンズノンノ出身の米倉監督という才能ある映像作家とご一緒できると知り、大変興味を惹かれました。本作は、日本、台湾、イラン、ハワイの4カ国を舞台に展開するスケールの大きなサスペンスです。国際色豊かなキャストとともに、国境を超えた物語の奥行きを体感しながら撮影に臨みました。菜々緒さんとの初共演も非常に刺激的で、監督が描く「ネットワークが生む新たな世界観」の中で、どのように物語が紡がれていくのか、撮影を重ねるごとに期待が高まりました。完成を楽しみにしていますし、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。――阿部寛二年前の深夜にプロデューサーの小椋悟さんから、日本、台湾、イランの3カ国共同制作の作品を作らないか?と突然の電話を頂いた事から始まった僕の初めての長編監督作品。日本映画を代表するプロデューサーの方々、そしてメンズノンノの大先輩(先輩と呼ぶのも気が引けてしまいます)阿部寛さんを中心とした3カ国の俳優の方々の力をお借りして、3カ国を駆け抜ける素晴らしい映画が完成しました。
阿部寛さん演じる野原を中心に巻き起こる台風は日本を飛び越えネットワークを通じて世界中に広がっていく。
次々と現れる人物と刻一刻と変化する人間模様を楽しんで頂けると思います。――米倉強太(監督)©2025CANDLESTICK PARTNERS