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広瀬すず×木戸大聖×岡田将生共演映画『ゆきてかへらぬ』、“青春”のすべてが詰まったダンス・シーン公開

2025/02/26 12:12掲載
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広瀬すず×木戸大聖×岡田将生共演映画『ゆきてかへらぬ』、“青春”のすべてが詰まったダンス・シーン公開
 映画『ゆきてかへらぬ』が、2月21日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開中。この度、“青春”のすべてが詰まったダンス・シーンが公開されています。

 「文化の百花繚乱」の様相を呈した大正から昭和初期を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた本作。脚本は『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』の田中陽造が40年以上前に書いたもので、多くの監督たちが映画化を熱望しながら長い間実現することができなかった、いわば“知る人ぞ知る”幻の脚本。「滅多にない優れたシナリオ」とこの脚本に焦がれ続けていた名匠・根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガフォンを取り、美しい時代を火花散らすように駆ける3人の男女を演じるのは広瀬すず木戸大聖、そして岡田将生。まさに日本映画の“夢の企画”が動き出します。

 京都から東京に移った長谷川泰子(広瀬すず)と中原中也(木戸大聖)は、中也の友人・小林秀雄(岡田将生)と出逢い、彼らの関係は奇妙で歪な恋愛関係へと発展していきます。そんなある日、中也と小林は神経症に悩まされていた泰子を元気づけようとダンスホールに連れ出します。流行りのダンス「チャールストン」を華麗なステップで踊る泰子と、その様子を席で見守る男ふたり。小林が「神経症でじーっとうずくまってるあいつと、チャールストンを踊ってるあいつと、女がふたりいるようだ…わからんもんだ」と感心していると、中也は「わからないんじゃなくてさ、美味しそうだと正直に言ったらどうなんだ?」と小林を挑発。さらに続けて「あんたって人は人生の美食家でさ。いつだって上等なものにしか目が行かないんだ」と批評家の小林を批評してみせます。やがて会話に飽きたふたりは泰子と一緒に踊り出します。「どこがおもしろいのかね、こんなもの」と斜に構えていた小林も、すぐに「うん、おもしれぇや」と年下のふたりに交じって、笑いながらギクシャクと踊り出すのでした。

 このシーンは事前にそれぞれがダンス練習を行って撮影に臨んでおり、3人にとっても印象深い撮影だったとのこと。木戸は「3人の役の踊れるレベルが微妙に違くて、泰子、中也、小林の順に踊れるという設定だったので、このシーンの撮影前の現場でも、広瀬さんが先生になって教えてくれました」と振り返っています。一方、岡田は「僕はどっちかというとテーブルに座って見ていることの方が多かったので(笑)練習の成果が出ていて、本当にすごいなと思いました」とコメント。もっとも華麗なダンスを披露した広瀬は「セリフを喋りながらだったので、リズムが狂って大変でした」と語りつつ、「中也と小林どちらと踊りたいですか?」という質問に「中也じゃないですか?熱を持ちながら踊るっていう目的だけを楽しめる。その真っ直ぐさと熱い部分を中也は持ってる。小林は途中で“つまんない”って言われそう(笑)」と笑いながら撮影を振り返りました。

 女と男、男と女、男と男、それぞれの感情がぶつかり合い、嫉妬や愛情が入り混じりながらも、どこか爽やかで“青春”としか言い表せないような若者たちの時間。このたび公開されたダンス・シーンは、そんな彼らの奇妙な関係性が垣間見えるシーンです。しかし、この後中也のある行動がきっかけで3人の関係性が壊れていくことに……。続きは劇場で見届けてください。

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©2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会

『ゆきてかへらぬ』
全国公開中
www.yukitekaheranu.jp
配給: キノフィルムズ
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