伝統的なアメリカン・アンプのサウンド・ニュアンスを作るペダルの特集“American Traditional Sound(F-Style)”を掲載した『The EFFECTOR BOOK Vol.67』が、シンコ−ミュージック・エンタテイメントより3月27日(木)に発売されます。
ギター・サウンドの系統をざっくり分類すると、「ブリティッシュ」と「アメリカン」の2大潮流に分けられます。前者は例えば
クリーム時代の
エリック・クラプトン、後者は同じクラプトンでも
デレク・アンド・ザ・ドミノス以降の音色。乱暴に言い換えるなら、歪んだ轟音を轟かせる「ハード・ロック」なのか、ニュアンスに富んだ大人のフレージングを聞かせる「スワンプ・ロック」なのか、とも言えます。
「アメリカン」は曖昧な歪みが彩るムーディーな響きこそが最大の魅力。長年エフェクターの回路では表現しづらい領域と言われていたものの、近年その研究が進み、優秀な製品が増えてきました。「プレイ・ニュアンスで魅了する穏やかな音色」がメイン・ストリームになってきた音楽の流行もある中、そんな“古いけど新しいサウンド”を持ったペダルたちが本誌ではフィーチャーされています。
また、日本が誇る最高峰ギタリスト
Charが思い描いた理想のオーヴァードライヴ、その背景に迫った「Char × VEMURAM」も必見です。