米・ノースカロライナ州シャーロットで生まれ育ったジャズ・ポップの新星、aron!が名門ヴァーヴ・レコードと契約。6曲入りのデビューEP『cozy you(and other nice songs)』を6月6日(金)に発表します。EPからの先行シングルとして、タイトル・トラックの「cozy you」が公開中です。
このデビューEPおよび先行シングルについて、aron!は「シンガー・ソングライター・ジャズのようなものですね。僕はいつも、昔ながらのロマンチストに共感してきました。みんな今も昔も同じようなことを経験しています。失恋は失恋だし、愛は愛なんです。僕たちはみんな人間なんです。この曲のほとんどはそういうことを歌っています。僕の曲は、僕の人生の小さなエピソードなんです。私にとって“cozy=居心地がいい”という言葉は、このプロジェクトの雰囲気にぴったりの言葉です。皆さんも同じように思ってくれると嬉しいです!」と語っています。
aron!はゲーム「ギター・ヒーロー」をきっかけに8歳でギターを手にし、地元の音楽学校のレッスンを受けるようになりました。やがて、アメリカの大手楽器店サム・アッシュで御年80歳のジャズ・ギターの先生と出会い、楽譜の読み方を学び、ジャズへの情熱をかき立てられました。
両親からは
パール・ジャム や
レッド・ツェッペリン といったロック・アイコンを教えてもらいましたが、ロックからジャズへと彼を突き動かしたのは、思春期の反抗心もひとつの要因だったのかもしれません。高校時代、彼は老人ホームで定期的に音楽を演奏し、認知症患者のために
ナット・キング・コール や
フランク・シナトラ の名曲を披露しました。この、老人ホームでのパフォーマンスについて、aron!は「オフィシャルなものしたくて、小さな蝶ネクタイとドレスシャツを着ていたよ」とコメントしています。
その後、ノースカロライナ芸術大学でクラシックの作曲を学び、コロナ禍はピアノに専念。毎朝7時30分に起き、88鍵でできることを探求し続けました。さらに、マイアミ大学の全額奨学金を得て、ジャズ・ヴォイスと映画音楽を専攻。同時にインディー・ポップ・バンド“Sunny Side Up!”でライヴ演奏の腕を磨きました。2023年、aron!が「ヴィンテージ・ポップ・サウンド」と呼ぶものを探求しはじめると、オンラインで強力な支持を集め、各レーベルからも連絡が来るようになりました。
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(c)alexandria pictures