2017年より『月刊コミックゼノン』にて連載スタート、現在はWEB漫画サイト「ゼノン編集部」で連載中の田村茜の漫画『モブ子の恋』(コアミックス)が映画化決定。主演に
桜田ひより、
木戸大聖を迎え、2026年初夏全国公開することが発表されました。
『モブ子の恋』で描かれるのは、20年間、ずっと片隅で“脇役”として過ごしてきた田中信子に芽生えた、初めての恋心。積極的な行動が苦手な彼女ですが、勇気を振り絞って一歩ずつ距離を縮めようと努力します。ドキドキの大きさに、主役も脇役も関係ない。“主役”の恋に飽きた人に贈る、ささやかで爽やかな恋物語。
監督は、株式会社AOI Pro.に入社後に映画『
チア男子!!』(19)で長編映画デビューし、TVドラマ『
silent』(22)、『
海のはじまり』(24)、映画『
バジーノイズ』(24)といった数々の話題作を世に送り出した
風間太樹。風間監督は「スーパーのアルバイトで出会った仲間たちとの関わり、あるいは恋愛を通して、信子の見つめる世界の広がりを優しく繊細に描いた原作の手触りを大切に、映画もその一歩一歩を丁寧に描いていきたいと思います」とコメントしています。
人見知りで控えめな性格の女子大生、モブ子こと田中信子を演じるのは桜田ひより。2023年公開の『
交換ウソ日記』(
竹村謙太郎監督)での演技が評価され、第47回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。近年は映画『
ブルーピリオド』(24 /
萩原健太郎監督)、2月公開の『大きな玉ねぎの下で』(25 /
草野翔吾監督)、『相続探偵』(25 / NTV)と多くの話題作へ出演しています。原作ファンを公言する桜田は「原作ファンとしてずっと見守ってきた信子を、こうして自分が演じる日が来るなんて…と今も胸が高鳴っています」とコメント。風間監督とは三度目のタッグとなりますが「まだクランクイン前ですが、いつも自分の知らなかった一面を引き出してくれる風間監督と、素敵なキャストの方々、素晴らしいスタッフの皆さんと、丁寧に、繊細に、信子達の世界を作れる事を楽しみにしています」と撮影に向けての意気込みを語っています。
そして、モブ子が初めて恋心を寄せる同じスーパーでアルバイトをしている大学生・入江博基を演じるのは、22年に配信されたNetflixオリジナル・シリーズ『First Love 初恋』で一躍注目を浴び、『忍びの家 House of Ninjas』(24)、『
海のはじまり』(24)、映画『ゆきてかへらぬ』(25)など話題作へ立て続けに出演する木戸大聖。木戸は「恋愛という形だけではない信子と入江くんの関係を、風間太樹監督、桜田ひよりさんと1シーン1シーンを大切に紡いでいきながら楽しめたらいいなと思っています」とコメント。さらに「『モブ子の恋』だからこその、これまでにない“新しいラブストーリー”を皆さんにお届けできたら嬉しいです」と語っています。
桜田と木戸に対して風間監督は「主演の桜田ひよりさん、木戸大聖くんには再会の心強さを感じています。よく考えるふたりです。それぞれが、それぞれの歩みのなかで気付き、手放し、育んだもの。変わらないところも含めて、新鮮な気持ちで見つめたいと思います」とコメントしており、全幅の信頼を寄せています。
©田村茜/コアミックス
©2026映画「モブ子の恋」製作委員会