東京を拠点に活動する音楽家・Kawara, Senが、初のフル・アルバム『Something Like a River Flowing into the LakeーNo Exit?』を4月16日(水)にデジタル・リリース。
本作は、2020年から2024年にかけて制作された全10曲を収録。フォークソング的な語り口による日本語詞と、エレクトロニック、ポストロック、R&B / ネオソウルなど多彩なジャンルが交差するサウンドが融合し、リスナーを独自の世界観へと誘います。生々しいギターと電子音のコントラスト、そして文学的な言葉選びによって、哀愁とノスタルジーをまとった空気が漂う一作となっています。
アルバム・タイトル『Something Like a River Flowing into the LakeーNo Exit?(出口のない湖に流れ込む川の流れのようなもの)』は、“袋小路感”をテーマに掲げた比喩的な表現。世界や人生に対する諦観にも似た感覚の中から、それでもなお消えずに残る情熱やエネルギーが描き出されています。
[コメント]作品というものは、作者から一方的に与えられるものではなく、聴き手が自由に感じ取り、解釈を広げていくものであってほしいと願っています。しかし敢えて言うのであれば、タイトルが意味するような“袋小路”の中で、それでも内側から湧き上がる何かを呼び起こすような音楽であれたなら嬉しいです。――Kawara, Sen