マサ・オグラ(ds)、
ハクエイ・キム(p)、
瀬尾高志(b)からなるジャズ・ユニット、kleśa(=煩悩)が5月28日(水)にアルバム『Beautiful kleśa』を「ダイキムジカ」よりリリースします。
これまで「ダイキムジカ」からは、2017年に
マグネティ・カルテット名義で『
M』を、2019年に
ATM名義で『
TAO』をリリースしているマサ・オグラとハクエイ・キムのデュオ演奏に、瀬尾高志が加わるかたちで結成。ユニット名の“kleśa”は、サンスクリット語で“煩悩”を意味し、レコーディング当日の3人の雑談のなかから思いついたとのこと。“我々は煩悩まみれ、煩悩を振り払うことは不可能。ならば!、美しき煩悩でありたいし、創造と破壊を繰り返す世の常も美しきものでありたい。”との思いが込められています。
何も決めず、互いに刺激し合い、自由にその場で創り上げらたという本作には、30分にも及ぶ冒頭曲「美しき煩悩(Beautiful kleśa)」や同曲と対をなし、前半のハクエイ・キムによる美しいピアノに息をのむ「美しき創造(Beautiful creation)」など、完全即興の演奏4曲を収録。その場限りの刹那と煩悩の間に立ち上がる、美しき破壊と創造を孕んだ演奏には、深遠さを感じさせます。
なお、kleśaは6月12日(木)に千葉・Jazz Spot CANDYにてCD発売記念ライヴを開催。また、マサ・オグラは5月22日(木)と6月26日(木)に千葉・柏ナーディスでのライヴが決まっています。22日(木)は
成田祐一(p)との共演。そして26日(木)は、レーベルを主宰する
安ヵ川大樹(b)と
布施音人(p)、
池田篤(as)とともに組んでいるユニット“M.A.D.O.”のレコーディング・ライヴとなります。
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