唐沢俊一 2006/06/29掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
かつて昭和の街角で演じられ、子どもたちが熱狂していた「紙芝居」。“日本の風物詩”とも言えたこの伝統芸を今も演じ続け、その名人芸を見るために今も数多くのファンが公演に詰めかけるという、名人・梅田佳声の至芸をタップリと堪能できるDVD作品
『猫三味線』(VPBF-15353 \7,980(税込))が発売されます!
DVDに収録される「猫三味線」は、師が演じる演目の中でも特に評判を呼んでいるもので、普通は1日に1巻ずつ演じる全56巻・計600枚からなる長編物語を、1回の舞台で一気に全巻通して上演するという怪猫復讐紙芝居。今回のDVD化では『トリビアの泉』などで知られる
唐沢俊一が製作総指揮および監督を手がけ、実写映像も織り交ぜて、美しくも怪しい世界を映像化しています。DVDには本編ディスクのほか、「これが街頭紙芝居だ! 梅田佳声の世界」と題されたドキュメント映像やメイキング映像などを収めた特典ディスクも付属。発売はバップより7月26日に予定されています。描かれた絵の人物の表情や動きには力がみなぎり、師の江戸弁語りがさらに物語に躍動感を加えていく、まさにヴィヴィッドな演芸は一見の価値ありです!
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『猫三味線』(VPBF-15353 \7,980(税込))
・脚色:梅田佳声
・口演:梅田佳声(紙芝居師)
・脚本・演出・総監督:唐沢俊一
≪ストーリー≫
江戸の豪商を殺して大金を奪った浪人は、あろうことかその家の娘に取り入り、夫婦となり、豪商の後を継ぐ。この家の主人に可愛がられていた飼い猫だけは、この浪人が犯人であることを見破っていた。浪人に殺され三味線の皮にされた猫はやがて、夫婦の間に生まれた娘に乗り移り……。全編を貫く怨念の深さ、因縁の恐ろしさを描く長編怪猫復讐譚!!
≪特典ディスク(約41分)≫
・ドキュメント「これが街頭紙芝居だ! 梅田佳声の世界」(約15分)
・メイキング映像「京都ロケメイキング映像」(約6分)
・対談「怪奇紙芝居の世界」梅田佳声×唐沢俊一×小栗由加(約20分)