2006/09/25掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ブリティッシュ・ロック・シーンで活躍したベーシスト/シンガーのボズ・バレルが、9月21日にスペインの自宅で死去していたことが判明しました。享年60歳。その日、ボズはスコットランドのブルース・シンガー、タム・ホワイトらとともにとあるパーティで演奏することになっており、その準備をしていたところ、ギターを持って椅子に座った途端に倒れたとのこと。死因は心臓発作か心筋梗塞ではないか、とされています。
ボズは60年代初頭からミュージシャンとして活躍し、自らがフロントを務めるバンドも率いていましたが、彼の名前が広く知れ渡るようになったのは71年に
キング・クリムゾンへ加入してから。
『アイランズ』(写真・71年)とライヴ盤
『アースバウンド』(72年)の2作でプレイしています。が、もともとブルースやR&Bをルーツにしており、クリムゾンからはすぐに脱退。その後、
ポール・ロジャース、
サイモン・カーク、ミック・ラルフスとともに
バッド・カンパニーを結成し、米国でも成功を収めました。
ボズの死を受けて、キング・クリムゾンのレーベルであるDGMは
追悼ページを開設。未発表リミックスによる「レディーズ・オブ・ザ・ロード」のダウンロードを開始しました。また、かつての盟友であるメル・コリンズは追悼の言葉を寄稿しています。ボズのご冥福を心よりお祈りいたします。