チャック・ベリーの生誕60年を記念したバースデイ・コンサートの模様を中心に構成され、1987年に公開となった映画『ヘイル！ ヘイル！ ロックンロール』がDVD化。日本盤（写真・WPBR-90631〜2 税込\5,900）としてもリリースされることになりました。発売は3月21日の予定です。

　この作品は、86年10月16日、チャックの故郷である米国セントルイスで行なわれたライヴを主に収録。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ、エリック・クラプトン、ジュリアン・レノンなど、彼から影響を受けたミュージシャンが一堂に会し、その功績を称えています。それに加え、コンサートの準備段階の様子や、ステージには登場しなかったものの、チャックを敬愛するブルース・スプリングスティーンやロイ・オービソン、リトル・リチャードなどによるコメントを交えたドキュメンタリー風の内容です。特にキースは大活躍で、この映画及びサウンドトラック盤の音楽監督を務めており、このコンサートの実現に向けて多大な貢献をしています。

　US盤が昨年6月にリリースされている今回のDVDは、ボーナス・ディスクを含む2枚組。Disc-1には映画本編に加えその予告編を、そしてDisc-2には、監督であるテイラー・ハックフォードのコメントに加え、なんと、チャックとキース、そしてクラプトンによるジャム・セッションの模様がマルチ・アングルで楽しめる、未公開リハーサルの映像が収録されています。ロックンロールの偉大なるパイオニアの魅力を、この作品で再確認してみては？