2008/01/11掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
多くの絶賛を浴びた2007年の話題作! 映画『夕凪の街 桜の国』が、いよいよDVD化決定! 東北新社より3月28日に発売されます。
こうの史代のベストセラー漫画(双葉社)を原作に、原爆投下から13年後の「夕凪の街」広島に生きる皆実(
麻生久美子)と、皆実の姪で現代の「桜の国」東京郊外で生きる七波(
田中麗奈)を対比させながら物語は進行。昭和と現代に生きる2人の女性を通して、現在までに至る原爆の影響や平和の尊さを描いた作品となっています。監督は
『半落ち』などで知られる
佐々部清。はかなくも懸命に生き抜いた「夕凪の街」の皆実を演じきった麻生久美子は、本作品での演技が認められ、第32回報知映画賞の最優秀主演女優賞を受賞しています。
DVD(TBD-1149 税込4,935円)には本編のほか、メイキング、キャスト・インタビュー、特報、予告編などを映像特典として収録。また初回限定特典として、原作者のこうの史代が描き下ろした「広島スケッチ」も封入される予定です。
広島の原爆投下の悲劇を新しい視点から描いた人気漫画を、確かな演技力を持つ豪華キャストで実写映画化した本作。DVD作品としても、ぜひお楽しみください!
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『夕凪の街 桜の国』(TBD-1149 税込4,935円/写真)
≪あらすじ≫
*「夕凪の街」
昭和33年、復興が進む広島で、平野皆実(麻生久美子)は母親・フジミ(藤村志保)と貧しくも平穏に暮らしている。弟・旭(伊崎充則)は戦時中に水戸へと疎開し、そのままおば夫婦の養子になっていた。ある日、皆実は会社の同僚・打越(吉沢悠)から愛の告白を受ける。しかし、原爆で自分が生き残った罪悪感を感じる皆実は幸せに飛び込んでいけない。そんな皆実の思いを打越は優しく包み込む。
*「桜の国」
平成19年、夏の東京。定年退職した旭(堺正章)と一緒に暮らす娘の七波(田中麗奈)は、父親の最近の行動を心配していた。今夜も一人、家族に内緒で出かけていく旭のあとをつけてみると、広島へと行き着く。七波は広島で旭が立ち寄る先や会う人々を遠目に見ていくうちに、亡くなった祖母・フジミや伯母・皆実へ思いをめぐらせる。七波は家族や自分のルーツを見つめ、広島でかけがえのない瞬間をすごしていく。
≪映像特典:合計約95分≫
・メイキング&インタビュー『夕凪の街 広島紀行』特別版
・初日舞台挨拶
・クランクアップ記者会見(原作者:こうの先生コメント)
・キャストインタビュー(田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠、堺正章、中越典子、藤村志保、など)
・劇場特報
・劇場予告編
・TVスポット
・キャスト&スタッフ プロフィール(静止画)
≪封入特典≫
・解説書
≪初回限定特典≫
こうの史代描き下ろし”広島スケッチ”
≪スタッフ≫
監督:佐々部清
製作:臼井正明、米山紳
原作:こうの史代
脚本:国井桂、佐々部清
音楽:村松崇継
≪キャスト≫
田中麗奈 / 麻生久美子 / 吉沢悠 / 中越典子 / 伊崎充則 / 金井勇太 / 藤村志保 / 堺正章