※ 12月16日発売
●『PLUS MADHOUSE 4 りんたろう』
（税込2,310円）
発行／キネマ旬報社
構成編集／スタジオ雄
協力／マッドハウス
体裁／Ａ５版書籍、全208ページ（カラー&モノクロ）

■りんたろう監督ロングインタビュー
＊PART1 少年時代
・初めての映画体験はソ連の「石の花」
・中学の時の幻燈機作品とオリジナル脚本

＊PART2 アニメ界へ
・サラリーマン時代と嘘八百の手紙
・アニメーターとしての行き詰まりと60年安保

＊PART3 虫プロダクション
・『鉄腕アトム』の時代
・手塚治虫のヒューマニズムに対する違和感
・手塚作品に対するリスペクト
・やりたい放題だった『佐武と市捕物控』
・任侠映画と新宿東映
・『ムーミン』とピンク映画
・虫プロ倒産とアニメを辞めようと思った頃

＊PART4 監督として東映動画に
・『善太と三平』と美術論争
・作っていてゾクゾクした『グランプリの鷹』
・『キャプテンハーロック』とセンチメンタリズム
・『キャプテンハーロック』の光と影
・初めての劇場長編『銀河鉄道999』
・『がんばれ元気』と『さよなら銀河鉄道999』
・特別な作品『吾輩は猫である』

＊PART5 角川映画
・角川春樹との出逢い
・角川アニメの大作『幻魔大戦』と『カムイの剣』
・『迷宮物語』とプロデューサーとしての仕事

＊PART6 OVAの時代
・趣味的に作っていった作品
・思い切りよく作った劇場版『X』

＊PART7 作家りんたろう
・映画とモチベーション
・テーマと身の丈にあった作り方

＊PART8 21世紀のりんたろう
・手塚作品に決着をつけた『METROPOLIS』
・二度目の『キャプテンハーロック』
・新たな挑戦『よなよなペンギン』
・新しい事がないと作れない


■関係者コメント集
・田宮武（プロデューサー：『宇宙海賊キャプテンハーロック』『Ｘ』ほか）
・高見義雄（プロデューサー：『銀河鉄道９９９』『がんばれ元気』ほか）
・角川春樹（プロデューサー：『幻魔大戦』『カムイの剣』ほか）
・平田敏夫（演出、設定協力：『METROPOLIS』『よなよなペンギン』ほか）
・川尻善昭（アニメーター、監督：『ムーミン』『迷宮物語』ほか）
・兼森義則（作画監督、監督：『Ｘ電車で行こう』『アレクサンダー戦記』ほか）
・杉井ギサブロー（監督：東映動画・虫プロ時代からの親友）
・池田昌子（声優：『銀河鉄道９９９』『火の鳥』ほか）

■描き下ろしイラスト
・特別寄稿：結城信輝、ＣＬＡＭＰ、野田卓雄

■エッセイ
・小山茉美「りんたろう監督への手紙」
・細田守「僕にとって初めての革命映画」

■資料集──絵コンテ傑作選
常にスタッフを驚嘆させる、りん監督の緻密な絵コンテの世界を『幻魔大戦』など３作品から抜粋して掲載

■主要作品解題
『銀河鉄道９９９』から『よなよなペンギン』まで、多彩かつ膨大な作品群の中から18タイトルをセレクトして紹介

■りんたろうマニアックス
漫画家、絵本作家、雑誌のモデル……りん監督の知られざる活動や、幻のプロジェクトに迫る

■りんたろうフィルモグラフィー
東映動画入社時から現在まで、りん監督がこれまで携わった作品の完全データ