アーティストの表現活動を支援する“TYサポート・プログラム”の一環として行なわれているクラシック・レコーディング支援の対象作品が決定しました。
“TYサポート・プログラム”は、株式会社ティー ワイ リミテッド代表取締役会長の
依田巽氏が、これからの文化・芸術を担うアーティストを支援していきたいと考え、2005年春にスタートさせたプロジェクト。現在、公募によるクラシック・レコーディング支援や、非公募によるコンサートやイベントなどへの協賛活動を行なっています。
クラシック・レコーディング支援は、アーティストがその才能の発表手段としてCDなどの制作を計画する際、充分に納得のいく作品に仕上げられるよう録音、制作費用の一部(1作品につき100万円)を援助するプログラムです(写真は第7回サポート作品、
生水敬一朗(バンドネオン)による『バロック&バルレッタ』)。
2009年8月1日より公募が行なわれた第8回クラシック・レコーディング支援では、募集および審査方法が変更され、募集は年1回、書類による第一次審査と、音源による第二次審査という、2段階の審査によりサポート対象作品が選定されました。
さて、今回サポート対象として選定された作品は4作品。ロべルタ・マメリ(S)、
波多野睦美(Ms)、
つのだたかし(lute、キタローネ)による『ディドーネの嘆き(仮)』、
平井千絵(hf)による『ショパンのピアノで紡ぐ 時代の色と薫り(仮)』、中村和枝(p)、
松平頼暁(作曲、p)による『松平頼暁:24のエッセーズ』、マイ・ハート弦楽四重奏団による『ピアノ五重奏 マイ・ハート弦楽四重奏団+藤井由美 II』です。
審査に関する講評などはティー ワイ リミテッドの
ウェブサイト(http://www.tylimited.co.jp/tys/support_result_vol8.html)で発表されています。
次回の募集については、2010年6月ごろに募集要項が同社のサイトに発表されるとのこと。演奏者もリスナーも、この貴重な支援活動にご注目ください。