2003/02/25掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
2月23日、ニューヨークはマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれた第45回グラミー賞!ノラ・ジョーンズが8部門で受賞と大きな話題になりましたが、もうひとつの話題といえば、Bruce Springsteen/Dave Grohl (Foo Fighters)/Steven Van Zandt (E Street Band)/Tony Kanal (No Doubt)/Elvis Costelloらによって演奏された「London Calling」でした。そうです! ロンドン・パンク“
クラッシュ”のドキュメンタリー映像集『Westway To The World』が“Best Long Form Music Video”を見事受賞!昨年末に急逝した
ジョー・ストラマーを偲ぶ気持ちでも、演奏されたであろうこの曲。式典に参加した全員に、さぞかし染み渡ったのではないでしょうか。
3月10日にはロックの殿堂入りも果たし(クラッシュのプレゼンターにはU2のボノが)、期待された再結成も今や夢のまた夢・・・。そんなさびしい気分を振り払うべく、聴いて&見ていただきたい作品が海外でリリースされますよ。その名は『The Essential Clash』(写真)。デジタル・リマスター仕様+CD2枚組(全40曲収録)のベスト・オブ・ベスト。BOXセットにベスト盤、結構な数リリースされている中でも特筆すべきはブックレットでしょうか。レアな写真からライナーノーツまで読みごたえ充分の仕上がりのよう。3月10日のリリースになっています。日本盤もきっと出るはずなので、そちらの情報はいずれまた。
『The Essential Clash』
1.White Riot (single version)
2.London’s Burning
3.Complete Control
4.Clash City Rockers (orignal version)
5.I'm So Bored With The U.S.A.
6.Career Opportunities
7.Hate & War
8.Cheat
9.Police & Thieves
10.Janie Jones
11.Garageland
12.Capital Radio One
13.(White Man) In Hammersmith Palais
14.English Civil War
15.Tommy Gun
16.Safe European Home
17.Julie's Been Working For The Drug Squad
18.Stay Free
19.Groovy Times
20.I Fought The Law
1.London Calling
2.The Guns of Brixton
3.Clampdown
4.Rudie Can't Fail
5.Lost in the Supermarket
6.Jimmy Jazz
7.Train in Vain
8.Bankrobber
9.The Magnificent Seven
10.Ivan Meets G.I Joe
11.Police On My Back
12.Stop The World
13.Somebody Got Murdered
14.Street Parade
15.This Is Radio Clash
16.Ghetto Defendant
17.Rock the Casbah
18.Straight To Hell
19.Should I Stay Or Should I Go?
20.This Is England
ジョー・ストラマーといえば気になるのが、彼が率いていたメスカレロス。ジョーの遺作とも言うべき新作はメンバーによって順調に制作が続けられているそう(亡くなってしまったため、ヴォーカル無しの曲もあるとか)。5月ごろという話もありますが、リリース時期はまだ未定。こちらにもご注目を。そして現在、ファンの皆さんに呼びかけられているのが“Joe Strummer Memorial Forest”。環境保護団体“Future Forests”が、長年に渡るジョーからの貢献の軌跡として、寄付による植樹から森を作ろうと活動しています。寄付をした人には証明書と森の地図が送られてくるそうなので、詳細を知りたい人は、公式HPを訪ねてみては。
このベストを聴いて、クラッシュ、ポーグス、そしてメスカレロスと形態は変えながらも、名曲を生みつつ、真にパンクな姿勢を体現していた巨星について振り返ってみましょう。