2003/06/04掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ファン待望、文字通り「待ちに待った」再発・・・・・・
ピンク・フロイド時代に自らのコンプレックスを下敷きにした名作『ザ・ウォール』を残した
ロジャー・ウォーターズが、90年に豪華ゲスト陣を率いて「ベルリンの壁崩壊」と共にそのコンプレックスをようやく解放した、あの『ザ・ウォール〜ライヴ・イン・ベルリン』(UIBO-1010、写真はCD版)が
DVDになって登場します。
ロジャーのソロ・キャリアの中でもひとつのピークであり、彼が過去の束縛から解放された記念すべきライヴと言える本作は、バンド時代の『ザ・ウォール』をソロ・ライヴで再現したもの。バンド時代のライヴでも大掛かりなセットなどで話題を呼びましたが、こちらのソロ・ライヴではゲスト陣がとにかく豪華。ブライアン・アダムスにザ・バンドのメンバー、ポール・キャラックにヴァン・モリソン、マリアンヌ・フェイスフルやシンディ・ローパーに現地調達(?)のスコーピオンズまで・・・・・・マイケル・ケイメン指揮によるオーケストラまで用意され、総勢もはや何名だか判らないほど。利益は戦争被災者にたむけられ、一大チャリティ・ライヴとしてライヴ史に名を残しています。
DVD化にあたって音声・映像ともにデジタル・リマスターされ、5.1chリミックスが施されているとのこと。もとより音像による想像力を育むことが得意だったフロイド出身だし、音へのこだわりを強く見せるロジャーのこと、これは期待してしまって構わないでしょう! しかもインタビュー映像や、30分にも及ぶドキュメンタリーなど豪華な特典も用意されているそうです。
ベルリンの歴史が変わり、ひとりの男がコンプレックスを克服した一夜・・・・・・VHSやCDをお持ちの方も、そうでない方も、それを体験してみませんか? 7/23(水)まで\4,200(税込)を残して待て!
なお、現段階では未定ですが、海外では本作のライヴCDがSACDにてリリースされる予定もあるのだとか。憶えておきましょう。