『眺めのいい部屋』『ハワーズ・エンド』『日の名残り』など映画史に残る文芸ドラマの名作を生み、3度のアカデミー賞監督賞ノミネート経験を持つジェームズ・アイヴォリー監督作、映画『最終目的地』が10月6日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開されます。
アメリカの現代作家ピーター・キャメロンの同名小説を原作とし、亡き作家の妻、作家の愛人、作家の兄とそのパートナーの男性が暮らす南米ウルグアイの人里離れた邸宅に、作家の伝記執筆の許可を得るためにひとりの青年がやって来たことで起こる人生のさざ波を描き、登場人物それぞれが抱える事情と人間模様を巧みに織りこみながら、人生の“最終目的地”を問う本作。
アンソニー・ホプキンスをはじめ、
ローラ・リニー、
シャルロット・ゲンズブール、オマー・メトワリー、そして日本を代表する国際派俳優・
真田広之と豪華キャストも話題を呼ぶ中、さらに注目なのはその“音楽”。今回、『モーターサイクル・ダイアリーズ』でウルグアイ人として初めてアカデミー賞主題歌賞を受賞したホルヘ・ドレクスレルがエンディング曲「EL MUSEO DE LAS DISTANCIAS ROTAS」と、「LA BRUMA DEL AYER」の2曲を書き下ろし。ウルグアイの伝統音楽とボサノヴァ、ポップス、ジャズ、エレクトロニカのコンビネーションを特徴とする彼の音楽が、映画のなかに溢れる気だるい南米の空気を見事に表現、優雅な映像美を一層魅惑的なものにしています。その一部は予告編にてチェックできますので、まずはこちらから。