2003/07/10掲載(Last Update:14/09/30 18:26)
お待たせしました! 今週もジャズチャートを見て、あれこれと新譜について考える【今週のチャート探訪〜ジャズ編】のお時間がやって来ました。サザンオールスターズの曲で“〜雨の降る夜はラリー・カールトン〜”なんて歌詞がありましたよね!? そんな
ラリー・カールトンの新作
『サファイア・ブルー』が先週に続いて1位を継続した今週。やはり梅雨時には強いのかしら? 初の全編ブルース・アルバムで意外とカラっとした仕上がりなのですが・・・。
雨の降る夜に聴きたいのはむしろコレ! 初登場3位にランクインした
マイルス・デイヴィスの
『コンプリート・ブラックホーク』。61年のサンフランシスコでのライブを集めた作品が、未発表曲13曲を加えて4枚組の豪華盤で登場!
ウィントン・ケリー、
ポール・チェンバースなどこれぞモダンジャズな人達によるモダンジャズの好演が聴けます。窓を叩く雨を見ながらシットリしちゃって下さい!
さて恒例の“今週の初登場チェック”ですが、今週の目玉は18位にヒッソリと初登場した今は亡き
エリック・ゲイルの
『パート・オブ・ユー』。控え目な順位も彼らしいのですが、最近、エリック・ゲイルのCD化がいっぱいリリースされて本人もきっと喜んでるはず! 中でもこれから話題を呼びそうなのが、タワーレコード限定4ヶ月先行販売となった『Negril』です。なぜにタワーレコードでしか購入できないのか小生にはわかりませぬが、これは1972年にジャマイカで録音し、数千枚ほどしかプレスされなかったと言われる幻の激レア盤です!
ボブ・マーリィでお馴染みの
ザ・ウェイラーズのメンバーや亡き盟友
リチャード・ティーが参加したレゲエ風味の心優しきフュージョン。素晴らしいの一言です。ぜひ全国の音楽ファンに聴いていただきたい!
フュージョン系が熱いです! 良作揃ってます! 中でも19位に初登場したジン・チのライブ盤
『ライブ!』がオススメかしら。
ロベン・フォード、
ヴィニー・カリウタ、
ジミー・ハスリップと育った環境も音楽性も違えどフュージョン魂で結ばれた、商売抜きの熱きトリオの豪快なブルースロックにフュージョンのアカルイミライを見ました! さて、来週はどうなる事やら?