2003/07/24掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
・・・いったい、いつになったら梅雨があけるの? 曇り空の下で白湯をすすって、いつか見た青空に思いを馳せる。机に彫ったイニシャル、机の上のフォトグラフ・・・。こんなクラウディー・ハートでブルーにこんがらがっちゃう日々はやっぱりDVD! と言う事で、今週のチャートを一緒に見てみましょう!
1位〜2位は先週と変わらず
『〜ごっつええ感じ』と
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』です。『〜ごっつ』の人気はわかりますが、後者の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』がここまで健闘するなんて嬉しいですね! 意外にも7本しか作品を残さなかったマカロニ・ウエスタンの巨匠、
セルジオ・レオーネ監督の遺作にして唯一の現代劇。
ロバート・デ・ニーロや
ジェイムズ・ウッズなど渋い俳優が出るけど、私にはあまり関係無し。この映画、『レクイエム・フォー・ドリーム』(写真はサウンド・トラック)でメインストリームに再デヴューして、再び脚光を浴び始めた “妖精”
ジェニファー・コネリーが出演する前半の“少年期”が素晴らしいの! 少年がジェニファーを覗き見するシーンの絵画のような美しさや、やっと手に入れたプレゼントのショートケーキを食べちゃう場面とかね、今も目に焼き付いてます。
そして3位に初登場は、来ました!マイ・フェイバリット、コーエン兄弟の
『ミラーズ・クロッシング』のスペシャル・エディション! 古き良き“ジャンル映画”を素材に超オリジナルな世界を造る兄弟が満を持して挑んだハードボイルド。これは好きですね! 情けなくてカッコイイ、
ガブリエル・バーン様がまず良い! どこかハズした
マーシャ・ゲイ・ハーデンのファムファタールぶり! 緊張感のある暗殺の森のシーンで、朗々とダニー・ボーイを歌い続ける
アルバート・フィニーの不気味さよ!! 兄弟の作品の中では評価低いですが、これに影響受けた映画ってかなりあるよ!
他には『ラララ・ラララ・メリカ〜』
レナード・バーンスタインの名曲オンリーの大傑作『ウエスト・サイド物語』がコレクターズ・エディションで5位に登場!
『踊る大捜査線』、『T.R.Y.』と織田裕二ものが8位、9位と並んで登場。さすがに盛り上がって来ましたね!
10位に登場した
『トランスポーター』だけ今回、未見の作品なんですが、これは天才ヴィジュアルアーティストからラジー賞受賞者にまで転落したガイ・リッチー監督作品で人気になった
ジェイソン・ステイサム主演とあって、惹かれる人多いでしょうけど、
リュック・ベッソンさんは何で自分で撮らないのですかね?