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ストレンジなイタリアン・ロックたち

2003/07/31掲載(Last Update:22/03/23 12:23)
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ストレンジなイタリアン・ロックたち
 プログレッシヴ・ロック・ファンの皆様、お待たせしました。毎回ツボを抑えた視点でお送りしている「ストレンジ・デイズ・プレゼンツ」シリーズです。

 今回は「BMGイタリアン・ロック 完全復刻シリーズ」と銘打たれた、名盤中の名盤から、え! アレ出しますか? というものまで、10作をセレクト。ロカンダ・デッレ・ファーテやイル・バレット・ディ・ブロンゾなどに視点を向けた前回(2001年)に比べ、今回はそれよりメジャーなものとマイナーなものをあわせた、初心者からマニアまで納得のラインナップ。どれも紙ジャケット仕様で、しかも、全10タイトルを購入された方には、レア音源をまとめたサンプラーCDを全員プレゼント! という本気で嬉しいおまけ付き。

 その対象は、以下になります。


バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ『ファースト』(BVCM-37421)
(巨漢ヴォーカリスト、ジャコモを擁するバンコ、屈指のデビュー作)

バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ『自由への扉』(BVCM-37422)
(数ある代表作のなかでも、特にプログレらしい一枚)

PFM(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)『幻想物語』(BVCM-37423)
(世界にイタリアン・ロックを知らしめたPFMのデビュー作。後の代表作群よりうんとイタリア臭強し)

PFM(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)『友よ』(BVCM-37424)
(ブレイクの転機を迎える雰囲気さえ感じられる2nd)

ムゼオ・ローゼンバッハ『ツァラトゥストラ組曲』(BVCM-37425)
(再結成前では唯一の作品。哲学者ニーチェに触発された一代コンセプト・アルバム)

チェルヴェッロ『メロス』(BVCM-37426)
(メロス神話を題材としたトータル・アルバム。オザンナのリーダーの弟が在籍したことで知られる)

クエラ・ヴェッキア・ロカンダ『クエラ・ヴェッキア・ロカンダ』(BVCM-37427)
(いまだ謎の多い幻のグループのデビュー作。ヴァイオリン+フルート+ロック)

クエラ・ヴェッキア・ロカンダ『歓喜の時』(BVCM-37428)
(テクニカルかつ荘厳な2nd。イタリアのジェントル・ジャイアントという声も)

フォルムラ・トレ『夢のまた夢』(BVCM-37429)
(劇的な音楽変化を見せた、イタリアきってのスーパー・トリオの3rd。ヘヴィかつメランコリック)

フォルムラ・トレ『神秘なる館』(BVCM-37430)
(第一期の最終作にして代表的傑作。完全にバンド志向になった作品でもある)


 どうです? すごいでしょう!

 なかでも『ツァラトゥストラ組曲』(写真)などは、内容よりもオリジナルがイタリアン・ロック中でも高価な盤だったことで有名なぐらい。クエラ・ヴェッキア・ロカンダとともに廃盤になっていた時期も長く、これはいい機会だと思いますよ。

 また注目すべきは、バンコの2作品。『ファースト』では壷型貯金箱からメンバーが飛び出す変形ジャケを再現し、『自由への扉』では扉型変形ジャケを再現。こりゃあ持っていても買うしかありませんね!

 それぞれ、10/22に\2,100(税込)で発売されます。初回生産限定盤なので、お見逃しなく!
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