1970年代、ブルーノートレーベル(BN)がロサンゼルス(LA)に拠点を置いていた時代に発表した作品群、通称「BNLA」を復刻する「ブルーノートBNLA999」シリーズが完結した。
2012年11月の30タイトルを皮切りに、先日、3月20日に発売された15タイトルまで、あわせて80タイトル発売されたこのシリーズは、トータルで10万枚という記録的なセールスを記録した。売り上げ枚数は、多かったものから順に、いまやソウル・クラシックとなっている「フィール・ライク・メイキン・ラヴ」を収録する
マリーナ・ショウ『フー・イズ・ジス・ビッチ、エニウェイ』、
ウェザー・リポート結成前年に録音した国内初CD化の
ウェイン・ショーター『モト・グロッソ・フェイオ(アマゾン河)』、
ボビー・ハッチャーソン(vib)と
ウッディ・ショウ(tp)の熱いバトルが聴きものの
ボビー・ハッチャーソン『ボビー・ハッチャーソン・ライヴ・アット・モントルー』(写真)。
ほとんどの作品に、192kHz / 24bitでの最新リマスタリングを施した1枚999円の完全限定盤。新たな時代を迎え、ストレート・アヘッドなジャズばかりではなく、フュージョンやソウルなども精力的に取り込んだ70年代のブルーノートをお聴き逃しなく。