スパイ・マニアのブレイクビーツ・ユニット“プロペラヘッズ”が自ら主宰し、話題のロイクソップや、レ・リズム・ディジタル（もちろんズート・ウーマンも）などが所属することでも知られる、UKのテクノ・レーベル“Wall Of Sound”。そんな同レーベルも今年で設立10周年を迎えるそうで、それを記念してレーベル・コンピレーション・アルバム『Off the Wall: 10 Years of Wall of Sound』をUKにて9月22日にリリースすることになりました。詳しい内容は不明ではありますが、どうやら、レーベル所属アーティストの代表曲を網羅したベスト・セレクション・ディスクに加えて、プロペラヘッズのアレックス・ギフォードによるミックスCDもプラスされるCD2枚組にてリリースされる予定とのこと。しかも、そのミックスCDには、プロペラヘッズの新曲も収録されているそうなので、これは注目せざるえないはずです。日本でも人気が高いアーティストが多いだけに、是非とも日本盤化を！

　なお、同レーベルに独特な匂いを付けている主催者“プロペラヘッズ”は、現在、発表当時話題を集めたデビュー作にして名作の『デッキスアンドラムスアンドロックアンドロール』(写真)以来、約5年ぶりとなるニュー・アルバムをレコーディング中。ゲスト・ヴォーカルとして、ルーファス・ウェインライト、デボラ・ハリー（ブロンディ）、KDラングなどが参加していると、だいぶ前に情報が流れてきましたが、残念ながら、まだリリースの朗報は届かぬまま。今年中にはリリースされるのでは？と噂が囁かれていますが、果たしてどうなることやら？　新しいスパイなブレイクビーツ・ナンバーが早く聴きたいものですね。