2003/08/26掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ロックグラスに大きめの氷を入れて、琥珀色のモルト・ウイスキーをトクトクと注ぐと、カランカランと音を立てる氷。片手でグラスをゆっくり回す時の、あの濃密な時間は音楽を聴く快感にも似ていますよね!? ウイスキーのCMと音楽は、昔から相性がよろしく、名曲が数多く生まれています。そこで11月6日にキングレコードから満を持して登場するのが、
『琥珀色の時間〜ベスト・オブ・サントリー・ウイスキー・CM〜(仮)』(KICP-960 \2,300(税込))! 国産ウイスキーの多くのシェアを占めるサントリー・ウイスキーの歴代CM曲を集めた企画コンピレーションです。ここでしか聴けない音源も多数収録してますので、ウイスキーCMのファン(いるんですよ!)には、まさに欲しかった1枚では? 純粋な音楽ファンでも、コンセプト・アルバムとして存分に楽しめる素敵な1枚です。
収録曲は、
石川さゆりが優しく唄う名曲「ウイスキーがお好きでしょ」を筆頭に、やはりウイスキーとジャズはハマりますね!ジャズベース界の最高位
ロン・カーター(写真は76年の名盤
『イエロー・アンド・グリーン』)の「ダブル・ベース」があるかと思えば、タンゴの巨星、
アストル・ピアソラの「ピアソラ、リベルタンゴ」。果てはドヴォルザーク〜
小林亜星まで、国もジャンルも多彩なのが何とも楽しい! 音楽の趣味が幾重にも広がって行きそうな、可能性を秘めたコンピ盤です! ぜひともナイトキャップのお供にどうぞ!
統計的にスコッチ・ウイスキーにはピアノ曲やクラシック、ジャズといった感じの曲が多く、バーボン・ウイスキーには哀愁を誘うようなブルージーな曲が多いですネ!? スコッチとバーボンの違いは原料だけで無く、スコッチには製造過程に“燻す”工程があるので、こういった上質なイメージがあるのでしょう。
最後にスコッチの美味しい飲み方はですね、バッティングモルトでは無い、シングルモルトは香りが命なので、ストレートか、もしくは氷を入れない1対1の水割りで楽しむと良いですよ!