2003/09/16掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
多くの信者を持つ
スマッシング・パンプキンズを解散させた後、ニューオーダーやエルヴィスの娘“リサ・マリー・プレスリー”、それになぜか、ベルリンの16年ぶりの新作などに参加していた、同バンドの元フロントマン“ビリー・コーガン”が、やっとのこさ始めたバンド
“ズワン”。そんな同バンドのデビュー作
『メアリー・スター・オブ・ザ・シー』(写真)では、スマパンとはかなり異質であった、彼の趣味を反映させたようなニューウェイヴ・サウンドを展開し、多くの人々に「ビリー・コーガンにとって、もはやスマパンは過去のものだ」と認識させてくれましたが、どうやら、そんな同バンドが海外メディアなどで先日報じられたことによれば、早くも解散してしまった模様です。
確かに、以前からメンバーのひとりであった、デヴィッド・パホが自身のバンド“Papa M”の活動を優先すると発言したりするなど、その活動の先行きに不明な点があったものの、デビュー作も概ね好評であっただけに、解散とは驚き。しかも、デビュー作のニューウェイヴ路線はなんだったんだ?と思わすような「自分の心の中には常にスマパンがいた」というビリー・コーガンによる解散コメントにも、ファンとしてはちょっと驚きです。まぁ、そうは言っても解散は解散ですので、これで来年に予定されていたという、ニュー・アルバムやDVD、それに同バンドのアコースティック・ユニット“Djali Zwan”も、すべてお流れになってしまうのは決定的(勿体ない!)。なお、気になる今後のビリー・コーガンですが、どうやら、ソロとして活動していくそうです。・・・とはいえ、スマパン解散時にも、そんなこと言ってましたけどね、彼は。