2003/09/19掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ビートルズ幻のアルバムが
『レット・イット・ビー・ネイキッド(LET IT BE...NAKED)』(TOCP-67300 予定価格\3,000(税込))のタイトルで新装発売されます!! 11月17日に世界同時発売。早く聴きたい!!!
1969年1月、解散の危機に直面したビートルズを救おうと立ち上がった
ポール・マッカートニーが「もう一度あの頃に戻ろう!」と他のメンバーに呼びかけて実現した“ゲット・バック・セッション”。そもそもビートルズのライヴをテレビ特番として放送するため、そのリハーサル風景をフィルムに収めるという目的で始まったものだったが、
ジョージ・ハリスンが一時脱退するなど、メンバー間の溝は深まるばかりだった。しかし、新曲を収録したアルバム制作への変更を条件にジョージが復帰、丸1ヵ月かけてセッションは終了、96時間ものフィルムと28時間分のマスター・テープが生み出された。それを元にグリン・ジョンズが69年5月にまとめたのが幻のアルバム『ゲット・バック』というわけだ。
しかしメンバーのOKが出ず、というよりも、このアルバムはほとんどなかったことにされてしまい、代わりに4人はバンドとしての有終の美を飾るべく
ジョージ・マーティンを呼び戻してアルバム『アビイ・ロード』の制作に入る。『アビイ・ロード』発表後も棚上げされたままになっていたアルバム『ゲット・バック』は、再びグリン・ジョンズの手に委ねられ、曲目を一部変更して70年1月に改訂版が出来上がったが、これもボツ。そして70年3月、フィル・スペクターが手を加えて完成させたのが、ビートルズ最後のオリジナル・アルバムとして名高い
『レット・イット・ビー』(写真)であった。
しかし、特に「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」での、女性コーラスやオーケストラが加えられた大仰なアレンジにポールは激怒。オリジナルのシンプルなアレンジに“ゲット・バック”せよと、ポールはどのくらい長い間思い続けてきたことだろうか・・・。しかしついにその夢が叶う日がやってきた!!
収録曲は『ゲット・バック』とは異なり、以下の11曲となる。
(01) ゲット・バック
(02) ディグ・ア・ポニー
(03) フォー・ユー・ブルー
(04) ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
(05) トゥ・オブ・アス
(06) アイヴ・ガッタ・フィーリング
(07) ワン・アフター・909
(08) ドント・レット・ミー・ダウン
(09) アイ・ミー・マイン
(10) アクロス・ザ・ユニバース
(11) レット・イット・ビー
※ボーナス・ディスクとしてセッション・テープからの貴重な音源約20分収録! ブックレット付。ただしコピーコントロールCDです(イタッ)。