渡辺貞夫や日野皓正から、マイルス・デイヴィス、ハービー・ハンコック、ウェザー・リポートなどを手掛けた事で知られるプロデューサー、伊藤八十八。これまでプロデュースした作品は約350タイトル。ジャズ以外にも洋楽などこれまでに担当した作品は約3,000タイトルを超えるという、正に伝説的プロデューサーです。また、プロデュース以外にも、ソニー在籍時には乃木坂スタジオの設計や、SA-CDの開発にも携わるなど、音に関する造詣も深く、音には大変こだわった作品作りをしてきた事でも知られる存在です。

　その伊藤八十八氏が主宰する「Eighty-Eight's」レーベルが、この度「e-onkyo music」（www.e-onkyo.com）にてハイレゾ配信をスタート。これまで多くのジャズファンを唸らせてきた音に対するノウハウの全てを注ぎ込んだ珠玉の作品が96kHz / 24bitのPCMとDSD2.8MHzの2タイプでお楽しみいただけます。

　その第1弾となるのが、ジャズ・フュージョン界のカリスマ、ボブ・ジェイムスのキャリア初となるソロピアノ作品『アローン〜カレイドスコープ・バイ・ソロ・ピアノ〜』。そして現代ジャズ界に彗星のごとく現れたフランスジャズ界の貴公子、トーマス・エンコが、ジョン・パティトゥッチ、ジャック・ディジョネットという巨人を従えリリースした最新作『ジャック・アンド・ジョン』。そして、日本ジャズ界が今最も熱い視線を注ぐアルト・サックス奏者のひとり、寺久保エレナの最新作『ブルキナ』。こちらもロン・カーター、ケニー・バロンといった重鎮のサポートを得て躍動する会心の内容です。

　ジャズファンが絶対の信頼を寄せるEighty-Eight'sレーベルの作品群を是非お楽しみ下さい。