2003/10/28掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
突然ですが、東芝EMIによる「EMI/HARBESTオリジナル・紙ジャケット・シリーズ」のリリースが始まります!
今回の対象は、
サード・イヤー・バンドと
ドゥルイドによる以下の5作品です。
サード・イヤー・バンド
『錬金術』(TOCP-65786)
(呪術的な音響空間にトランスできる神秘的名作)
サード・イヤー・バンド
『天と地、火と水』(TOCP-65787)
(天と地、火と水という4大要素をテーマにしたトータル作品)
サード・イヤー・バンド
『マクベス』(TOCP-65788)
(小品集ながら濃密な空間が広がる一大傑作サントラ)
ドゥルイド
『トワード・ザ・サン』(TOCP-65789)
(メロトロンの叙情にむせび泣き。ジェネシス・ファン必聴)
ドゥルイド
『幻覚の世界へ』(TOCP-65790)
(牧歌的な作風に田園風景が浮かぶ。初の日本盤CD化)
どれも意外&納得&欲しい! なラインナップですが、筆者イチオシはサード・イヤー・バンドの『マクベス』(写真はジャケ違いの現行盤
『ミュージック・フロム・マクベス』)。シェイクスピアの原作をもとに、ロマン・ポランスキー監督が映画化したもののサウンド・トラックなのですが、これこそ彼らの最高傑作と断言しましょう。現代音楽やフリー・ジャズにも通じる面々がかもし出す、シャーマニズムに基づいた中近東的雰囲気ながら暗く重く、幻想的な音空間。何より彼らの作品中、最も聴きやすく売れた代表作なので、興味の湧いた方は、これを機会にぜひ。
なお、この5作はアビイ・ロード・スタジオ最新24ビット・デジタル・リマスタリングにて、もちろん紙ジャケット仕様での復刻。各\2,600(税込)で12/17(水)の発売予定です。お楽しみに。
さてさて、この「EMI/HARBESTオリジナル・紙ジャケット・シリーズ」は今後も続くのでしょうか? 廃盤状態の作品が多い同レーベルだけに、続いて欲しいものです。