2003/11/06掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
スージー&ザ・バンシーズ/フラワーズ・オブ・ロマンスを経て、グレン・マトロック脱退後の
セックス・ピストルズにベーシストとして加入!数々の騒動を巻き起こしつつ、恋人ナンシー・スパンゲン殺害容疑で逮捕され、保釈後すぐドラッグの過剰摂取により21歳で亡くなったパンク界のカリスマ
“シド・ヴィシャス”。いかにも!パンクな生き様はベースは弾けずとも後世まで伝わっております。ポスターやらT-シャツやら、アレックス・コックス監督『シド・アンド・ナンシー』やら、パンクに興味なくとも必ずどこかでお見かけしているあの姿。ここ最近では、甲本ヒロト(ザ・ハイロウズ)/バルザックや、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジャケットでお馴染みアンディ・ウォーホルの“BANANA”など幅広く&精密にフィギュア化している
“MEDICOM TOY”より限定モデルが発売されるなど、常に何かしら話題があるっていうのも彼ならではのこと。2004年2月2日になんと25回忌を迎えるシド・ヴィシャス、またもや関連作品が発売されるようですよ。
まずは、家族の協力を得て刊行された『SID'S WAY』や、『SATELLITE SEX PISTOLS COMPLETE FILE』などのピストルズ本を制作したアラン・パーカーによる『Vicious - Too Fast To Live』なるシド本。初めて公開される未発表写真〜新たなエピソード、ナンシー事件により食い込んだ内容となっているらしく。なにより未発表写真ってのが気になるところですね。そして同タイトルのCDもあり。シングル「My Way」「C'mon Everybody」「Something Else」の他、1978年9月7日にミック・ジョーンズ(
クラッシュ)と共演したライヴ/1978年4月にヴァージン社内で行なわれたインタビュー/「My Way」の未発表テイク(スティーヴ・ジョーンズ(セックス・ピトルズ)がギターを担当)/BBC World Serviceによるシド・ヴィシャス逝去のアナウンス・・・など計70分あまりを収録したCDが出る模様。16ページに及ぶ詳細なブックレットもあるそうですので、これまたファンにとっては買い!の1枚になるかと。
どちらも発売日は2004年2月2日(UK)。日本盤は出るのやら?辞書を片手に読みふけって聴きふけってみてはいかが。立っているだけで(ホントに)様になるパンク・ロッカーを偲びましょう。