ブルース・スプリングスティーン、
スティーヴィー・ワンダー、
ミック・ジャガー、
スティング、
フィル・スペクター……。音楽シーンでレジェンドと言われるアーティストたちのバック・シンガーを務めた女性たちにスポットをあてたドキュメンタリー映画『バックコーラスの歌姫たち』が、12月14日(土)より公開中。アメリカではサンダンス映画祭で注目され、6月に数スクリーンで限定公開されるも口コミで評判が広がり、興行収入470万ドルを突破する驚異の大ヒットを記録。現在、第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門最有力作品として注目を集めています。
数々の歴史に残るヒット・ソングで人々の記憶に刻まれるハーモニーを聞かせてきた彼女たち。ずっとスターの影に隠れていたバック・シンガーに初めてスポットライトを当てた本作の監督は、20世紀の音楽を形づくってきた多くのミュージシャンのドキュメンタリーを制作していることで定評のあるモーガン・ネヴィルです。
中にはトップ・シンガーたちと変わらぬ実力をもち運に恵まれた者、音楽業界に利用され夢を打ち砕かれた者、バック・シンガーとしての自分に誇りを持ち活躍を続ける者も。彼女たちが語るそれぞれの成功、挫折のストーリーからは、60年代以降のポピュラー音楽の歴史がリアルに浮かび上がってきます。ブルース・スプリングスティーン、ミック・ジャガーら大物アーティストたちによる証言、貴重なレコーディング風景や演奏映像もたっぷりで、音楽ファンにとっては一瞬たりとも見逃せないドキュメンタリーとなっています。
サントラには、印象的なエピソードを披露している
ダーレン・ラヴ、
メリー・クレイトン、
リサ・フィッシャー、ジュディス・ヒルのソロ作品はもちろん、コーラスを一緒に口ずさんでしまう
ルー・リードの「ワイルド・サイドを歩け」、
デヴィッド・ボウイの「ヤング・アメリカン」など、20世紀ポップス史上に残る名曲も収録。日本盤ボーナス・トラックには特別にこの時期ぴったり、ダーレン・ラヴの大ヒット曲「クリスマス」が収録されており、嬉しいプレゼントになっています。
なお、1月1日には、アメリカでは新年の祝賀行事として由緒あるローズボウルの記念すべき第100回大会でダーレン・ラヴ、メリー・クレイトン、リサ・フィッシャー、ジュディス・ヒルの4人が全米の聴衆が見守る中、アメリカ国歌を披露することが発表されています。
映画『バックコーラスの歌姫(ディーヴァ)たち』2013年12月14日 Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー!
監督:モーガン・ネヴィル / 製作:ギル・フリーセン、ケイトリン・ロジャース
出演:ダーレン・ラヴ、メリー・クレイトン、ジュディス・ヒル、リサ・フィッシャー、クラウディア・リニア、タタ・ヴェガ、ミック・ジャガー、ブルース・スプリングスティーン、スティング、スティーヴィー・ワンダー、ベット・ミドラー他
配給:コムストック・グループ
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