2014/03/12掲載(Last Update:14/03/14 21:06)
〈カンヌ映画祭〉監督週間、〈サンダンス映画祭〉など数々の映画祭に出品され、待ち受ける“あまりにも”残酷で衝撃的なラスト・シーンが話題を呼んだ映画『肉』(原題:We Are What We Are)。各国では倫理的な側面から、ボカシや修正が必須だった本作ですが、日本国内では映倫の英断により“R18+指定”で、一切の修正&ボカシなしでの上映が決定。 5月10日(土)より、東京「新宿武蔵野館」でレイトショー(全国順次公開)。
――ニューヨーク州・北部の片田舎で慎ましく暮らすパーカー家。一見、平凡な彼らの生活は、母親のエマが不慮の事故で他界したことにより、一変してしまう。美しい姉妹、アイリスとローズは、母親の代わりに一家に隠された“秘密の儀式”を担うことになるが、それは、可憐な少女には不向きな、あまりにも過酷で残酷な所業だった――。宿命に立ち向かう少女たちの切なくも美しい戦慄の物語、『肉』。監督のジム・ミックルは照明技師としてキャリアを積み、
ダンカン・タッカー監督の『トランスアメリカ』(2005年)、
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督『ショートバス』(2006年)に携った後、『ネズミゾンビ』(2006年)で鮮烈な長編デビューを飾ると、続く『ステイク・ランド 戦いの旅路』(2010年)では、ヴァンパイアが氾濫した世界に生きる少年の成長を描いて各国で絶賛され、〈トロント国際映画祭〉ミッドナイト・マッドネス部門で最高栄誉の観客賞を受賞しています。
なお本作の要となる“姉妹”、姉“アイリス”を演じるのはハリウッド若手No.1の演技力をほこり、『ザ・マスター』(2013年)、『LAギャングストーリー』(2013年)などハリウッド大作にも引っ張りだことなっているアンビル・チルダーズ。妹“アイリス”には『マーサ、あるいはマーシー・メイ』(2013年)で長編デビューを果たし、メディアがこぞって注目している美少女、ジュリア・ガーナーが演じています。